郷に入っては郷に従え

shugoro2014-07-16

祝! 木之前葵ちゃん51・52勝目!
笠松1Rイービーカリーノと6Rエガオデコタエテでの1日2勝。
両レースとも道中はインで我慢し、直線で外に持ち出しての差し切り快勝。
後方から脚色のいい馬もいましたが、この追撃を交わしての勝利でお見事です。
それではまずは本日の成績から見ていきましょう。


1Rイービーカリーノ1着(3番人気)単勝1010円、複勝140円アタリ
3Rテイエムラベンダー3着(5番人気)複勝280円アタリ
5Rサマーヘレネ8着ブービー(7番人気)
6Rエガオデコタエテ1着(1番人気)単勝220円、複勝160円アタリ


今週の笠松開催では本日4鞍のみの騎乗でしたが、1着2回、3着1回と大暴れ!
もちろん馬券の回収率も270%超えしましたが、
もう本当ジリ貧だったから単複しか賭けられず、それがむしろよかったのかもしれません。
ところでもうひとつ驚いたのはカスP氏経由の情報ですが、
名古屋競馬公式WEBサイトで「木之前葵騎手誕生日に通算50勝達成!!」の記事の下段に
平成26年4月1日より女性騎手は、免許取得後2年以上経過しても2キロ減(△)となります。
となっています。ええーっと驚いたのは、
先日葵ちゃんが50勝達成した時に名古屋競馬に問い合わせをし、
次開催から1キロ減(☆)になるということを確認していたからです。
まぁ、名古屋競馬の担当者も知らなかったといえばそれまでで、
再度問い合わせしたら女性騎手はずっと2キロ減(△)のままで騎乗できるという
「葵ちゃんルール」というべき措置がとられることになりました。
まぁ、正直ここはカスP氏と同意見で1キロ減(☆)の試練のほうが望ましい。
もちろんこれは葵ちゃんに有利に働き、勝ち鞍をさらに伸ばせることになるでしょうが、
葵ちゃんなら3キロ減(▲)から2キロ減(△)になっても余裕で勝ち鞍を伸ばしたように、
1キロ減(☆)でも苦にならないと思ったし、
やはり将来的にはJRAはじめ他場へも積極的に挑戦してほしいと願っているからです。


先日、大井へ行ったとき、BETTYさんに「葵ちゃんも南関に留学来ないかな」と話したら、
BETTYさんが名古屋競馬が手放さないでしょ」と答えたように、
やはり葵ちゃんの引き止め策をとったとも考えられます。なぜなら葵ちゃんの人気は絶大で、
shugoroも葵ちゃんが騎乗していなければ馬券を買わないし、
こういうファンは全国推定100万はいると思われるからです。
とくに本日でも驚いたのはさすがに消した5Rサマーヘレネでも途中まで
単勝1倍台に支持されており、やはり葵ちゃん買いが盛んだったことがうかがえます。
1番人気と笑顔に応えた6Rエガオデコタエテもギリギリまで
単勝1.1倍、複勝元返しだったので、さすがに大量投資する気にはなれませんでした。
3連単なんか勝負すればドツボにはまりますし。
やはり名古屋競馬にしたら葵ちゃんがいてくれないと困るのでしょう。
何せテンシノキセキで存続を勝ち取った救世主なのですから。
尾張名古屋は城でもつというように
名古屋競馬は葵でもつのです。
これは別の意味で女性騎手に新たな門戸を開いたのかもしれません。
他場では伸び悩む女性騎手もこの特例措置があれば集めやすくなります。
正直、山本茜騎手(2486戦273勝、勝率11.0、連対率22.8)が戻ってきても
この2キロ減だととてつもなく恐ろしい存在になりますし、
瞳姐さんも旦那の稼ぎだけではやっていけないから戻ってくるかも(それはないか)
まさに東海公営は女性騎手にとってパラダイスともいえるのです。
でもねー名古屋競馬の写真はいつもひど過ぎ。
ホームページの葵ちゃんの写真も何ですか。あれならカメラ小僧のほうがよっぽどうまいし、
何なら世界で2番目に葵ちゃんをぷりち〜に撮れるshugoroが担当しましょか?


しかし、心配な面がないわけでもありません。
まず、この特例措置が現在のところ葵ちゃんだけで周囲の嫉妬を買わないか?
でも天使のスマイル葵ちゃんならそれはないか。
周囲にも気配りができ、名古屋の馬券おやじどもにもメロメロに愛されているし、
まぁ、この措置で葵ちゃんが増長してしまうこともないでしょう。
あれだけぷりぷりぷりち〜でも実は頑張りやなのですから。
アハハハハハハハハ(by郷ひろみ
葵ちゃんによい言葉を贈ります。
「郷に入っては郷に従え」
今回の措置は自分が甘やかされているわけでも優遇されているわけでもないのです。
現在、与えられた条件で精一杯の騎乗をして結果を残していけばよいのです。
かつて武豊が見習い特典でデビュー3年目まで1キロ減で乗れたのもそうですし、
アンカツをJRAに移籍させるため直近5年以内に
JRAで年間20勝を2回マークすれば1次試験を免除される
アンカツルールが適用されたのも2009年までの話ですが
このアンカツルールなくして安藤勝己がJRAで活躍できたかどうかも疑問。
もう何年も試験に落ち続けていたら、アンカツだって緊張感がなくなり、
もっと早くに騎手生命を絶たれていたかもしれないのです。
性別の違いで斤量が違うのは他の競馬場でも施行されているところですし、
葵ちゃんはどんな条件でも女性最多勝をめざして頑張ってゆくでしょう。
特例措置を生かして葵ちゃんがばんばか勝てば
そのうち騎手会から「元のルールに戻してくれ」と嘆願があるかもしれませんが、
現在の与えられた制度に従って勝ち進んでゆけばよいのですから。
最後に郷ひろみの懐かしい歌で締めくくりましょう。


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