『料理旅館清竜』(2月10日)

shugoro2014-02-12

この更新をしているのは2月14日。
ようやく2月8〜11日の取材撮影分の写真整理も終わりが見えてきました。
先週雪が降ったばかりというのに東京ではまたも大雪。
再び階段の雪かきが必要になりそうで、ここまで雪が多いと、
むしろ郡上の積雪のほうが少ないように思えてしまいます。

10日は午前中に法務局で事務手続きをすませたあと、
本題となる『料理旅館清竜』(冒頭写真)へ初訪問です。
このきっかけは2年ほど前にブログを通じて知り合ったちびしじさんの実家で、
昨年からちびしじさんが帰郷して家の旅館を継ぐことになったからです。
元々の縁は競馬予想だったのですが、
よくもまぁあそこまで当たらない予想を読んでくださり感謝します。
旅館最寄の自然園前駅までは列車に時間があったので、
郡上八幡から4キロありますが、そのまま一駅を歩きました。
歩くことで郡上八幡〜自然園間の上り列車(写真左)
下り列車(写真中央)の撮影収穫がありました。
列車が自然園前駅に到着する前に車が来たので、
もしかしてと思えば案の定、ちびしじさんでした。
自然園前駅に停車する列車(写真右)を撮影後に
ちびしじさんの送迎で『料理旅館清竜』へと向かいます。

一家で営む小さな旅館(写真左)ですが、
長良川に面したところにはヤナがあり、8月下旬〜10月にかけてはヤナも楽しめ、
敷地内には生簀池がたくさんあり、チョウザメ(写真左2番目)の池も。
チョウザメキャビアといえば奥飛騨ガーデンホテル「焼岳」が有名ですが、
郡上市ではもちろん初の試み。まだタマゴはとれないそうですが、
今後、郡上での観光スポットとして注目を浴びそうです。
子どもが自然に親しんでもらえるような釣堀も計画中とか。
食事のできる食堂(写真右2番目)は別棟にあり、開放的であると同時に
やはり各業界での有名人のサインも展示されています。
冬場は宿泊客も少ないそうですが、「お父さんが狩猟民族」とちびしじさんが云うように、
冬場は狩猟をしてイノシシや鹿などを獲ってくるそうで、まさに自給自足。
夕方には大きな鹿を射止めて帰ってきました。
うーん郡上にもマタギがいるのかと思ってしまった次第。
むろん本来のマタギとはちょっと生活習慣も異なりますが、
こういった野生動物を直接獲ってくる場面は初めて見たし、
やはり郡上は未知の魅力あふれるワンダーランドなのです。
写真右が鹿とイノシシの吊るしですが、残酷だと云わないでください。
近年はこういった猟師さんの減少と同時に野生動物の急増が問題となっており、
結構、都市部でもイノシシが生ゴミをあさり、人に怪我をさせる事故も多発しています。
また農作物への被害も年々増えてきています。
やはり適度な駆除は必要だし感謝状もありました。
長良川鉄道でも列車に衝突する事故が起きかねませんし。
こうして冬場は天然の冷蔵庫で吊るし、あとで解体して肉を加工するそうです。
鹿の立派な角だけでも刀置きの装飾品に使えるのではと思ってしまいましたが。

そしてランチのグルメはちびしじさんがウナギを炭火で焼いてくれました。
生のウナギを焼いていきますが、やはり焼き方にはコツがあるようで、
焼いている間は目が離せません。効率がよいのは一度蒸してから焼くのですが、
これだとウナギのもつ旨味が半減してしまうそうです。

そしてグルメのうな丼1800円(写真左)が完成。
ふわふわのウナギの身と皮の香ばしさがマッチして(゚Д゚)ウマー
「ウナギを何匹焼いたか分からないけど、全然儲かりませんわ」
とちびしじさんが云うように、いまや不漁でウナギも高騰しているのに、
国産ウナギでこの安さに加え、コストのかかる炭火焼きではなおさら。
それでも美味しい料理を召し上がってもらうために手間をかけて調理してくれるのです。
ウナギ〜喰いたきゃ〜郡上においで〜♪
そしてもうひとつお父さんが獲ってきたイノシシのシシモツ鍋もご馳走になりました。
以前別の場所で食したときイノシシって肉が固い印象があったのですが、
料理人の腕がよいのか、肉は柔らかく赤味噌で煮込まれ、出汁も効いて(゚Д゚)ウマー
「郡上に戻ってきてから太ってしまった」
とちびしじさんが云っていましたが、
たしかにこんな(゚Д゚)ウマー蛋白質をとっていると、
少し山歩きなどの運動で馬体重を絞らなくてはなりません。
東京の食生活に比してもやはり郡上は食い物が(゚Д゚)ウマー過ぎ。
シシ鍋や鹿鍋は郡上ならではの冬の味覚といえましょう。
鹿鍋・シシ鍋〜喰いたきゃ〜郡上においで〜♪
心のふるさと・郡上ではちびしじさんが旅人を温かく迎え入れてくれます。
『料理旅館清竜』公式WEBサイトこちらをご覧ください。
ということで午後は昼間からビールを飲んで一緒に東京代替開催の馬券検討を楽しみ、
帰りは道の駅に寄ってもらい、幻のどぶろく「大和歌魅(やわかみ)」
ちびしじさんお勧めのどぶろく「奥の奥」を購入し、
郡上大和から長良川鉄道とJR高山本線名鉄を経由して帰宅。
今回は長良川鉄道全線一日フリーきっぷ2000円を3枚買い占めしておいたので、
利用期限3月末の土休日までにまた郡上へ訪れることになるでしょう(つづく)


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