地方へ流れた元中央オープン馬抹消情報(2013年秋編)

10月に入ってから取材や原稿書きに追われ、何かとバタバタしていましたが、
ようやく地全協から10月1日付けで抹消された
地方へ流れた元中央オープン馬の発表がありましたので
まずは4月2日〜9月30日の抹消馬を抹消日順に紹介したいと思います。
掲載基準は2011年10月20日の項を参照ください。


7月1日・ロードバリオス(兵庫/中央27戦6勝/地方6戦0勝/11年六甲S)
7月2日・ランタス(川崎/中央18戦5勝/地方12戦4勝/09年東海S・GII3着ほか重賞4勝)
8月16日・プーラヴィーダ(大井/中央11戦2勝/地方6戦3勝/12年兵庫CS・JpnII3着、12年勝島王冠)
8月23日・ステージプレゼンス(高知/中央15戦2勝/地方34戦4勝/10年きさらぎ賞GIII3着)
9月25日・イイデケンシン(兵庫/中央13戦3勝/地方24戦8勝/07年全日本2歳優駿JpnIほか重賞4勝)
9月30日・マイネルファルケ(岩手/中央36戦6勝/地方7戦1勝/09年マイルCS・GI2着、13年桂樹杯)


ロードバリオスロードカナロアの近親という血統背景もあってか
日高で種牡馬入りしたという情報が入っています。
また川崎で引退式が行われたランタス茨城県の守谷乗馬クラブで余生を過ごしています。
今回悔やまれるのは、こういった抹消馬の写真を1枚も撮っておらず、
実は昨年の勝島王冠を勝ったプーラヴィーダ
マチカネニホンバレの復帰緒戦ということもあり、現地観戦しているのですが、
このときは一眼レフ修理中で残念ながら写真が撮れなかったのです。
マイネルファルケは大井から岩手に転厩後、芝の重賞・桂樹杯を勝ったのですが、
9月29日の盛岡・OROカップでシンガリに敗れ翌日抹消手続きがとられているということは、
明らかに脚元のパンクだったようで安否が気遣われます。
他の馬たちもどこかで余生を過ごしていることを願うのみです。
また、年2回引き続き1年以上地方競馬の競走に出走しなかった場合、
馬主や厩舎からの届出がなければ、自動的に登録を抹消する制度にともない、
10月1日付で下記の2頭が抹消されました。


オースミマーシャル(浦和/中央23戦2勝/地方38戦0勝/07年野路菊S)
ドラゴンファイヤー(大井/中央22戦5勝/2戦0勝/07年シリウスS・GIII


このうちドラゴンファイヤー北海道のJBBA静内で乗馬として余生を送っています。
今回データを調べていくうちに10月1日以降にも抹消手続きがとられていた馬が3頭いました。


10月2日・モエレビクトリー(北海道/中央19戦4勝/地方17戦7勝/09年京成杯GIII3着、12年道営記念
10月14日・アロマンシェス(岩手/中央52戦3勝/地方9戦0勝/06年京王杯2歳S・GII3着)
10月14日・ビッグロマンス(岩手/中央11戦3勝/地方1戦0勝/10年全日本2歳優駿JpnIII


3頭ともつい最近まで走っていた馬で、まだ抹消されて日も浅いため、
その後の動向が把握できていません。
抹消馬でも中央に復帰したり、再登録されることもあるからです。
しかし、今回ひとつだけ気になることがありました。それはエーシンブランが岩手に移籍し、
笠松には元中央オープン馬がいなくなってしまったことです。
隣の名古屋でも現在はマルカハンニバルがいるだけで、
ホース○アアドマイヤヘッドニシノコンサフォスはすでに退厩扱いになっています。
笠松といえばエーシンと縁の深いところですが、
ここへ来て再生させようという馬がいなくなってしまったのは気がかり。
新たに入厩してきてくれることを願うのみです。
南関東を除けばやはり兵庫・高知などはこういった再生に力を入れていますが。
もちろんオープン馬ばかりが競走馬でなく、
中央でパッとしなかった馬でも地方で出世する馬もいます。
しかし、かつては馬主の懐を温めてくれた功労馬たちが、
助成金対象になっているにもかかわらず、知らずして処分されてしまうのは辛いものがあります。
そのためにこうしてここで発表することによって
一人でも多くの方が元中央オープン馬という看板馬に注目し、
1頭でも多くその後が確認できれば、編者としてこの上ない喜びです。


本日の木之前葵ちゃん
10Rハヌルソンムル3着(8番人気)複勝760円アタリ


葵ちゃん、一鞍入魂!鋭くインを突いてやりました。
複勝760円ついたのはおいしーいっ。しかし何故Bが打てなかったかな?
賢明なファンなら3連複3連単万馬券もGETしたことと思われます。
shugoroは単に資金がなくて複勝しか買えなかっただけです。


【人気blogランキングへ】