地方へ流れた元中央オープン馬抹消情報(2017年秋編)

競馬予想以外でのぼろぐ記事で、。毎年3回しか発表しませんが、
地全協から10月1日付で抹消された地方へ流れた元中央オープン馬のデータを更新しました。
その前にひとつお詫びがあります。前回、4月1日付で抹消された馬で
1頭欠落していましたので、ここで訂正を兼ねて紹介します。


ダノンミル(佐賀/中央23戦3勝/地方40戦5勝/11年若葉S)
同馬は未確認情報ながらも関西大学で乗馬になったそうです。


続きまして4月2日〜9月30日に抹消された馬たちを抹消日順に掲げておきます。
掲載基準は2011年10月20日の項を参照ください。


4月15日・ナムラタイタン(岩手/中央34戦9勝/地方18戦12勝/11年武蔵野S・GIIIほか重賞12勝)
5月1日・マイネルマーク(岩手/中央47戦4勝/地方3戦0勝/12年アルゼンチン共和国杯・GII3着)
5月12日・チョイワルグランパ(岩手/中央48戦4勝/地方34戦3勝/10年シリウスS・GIII3着)
5月27日・ダイワマッジョーレ(岩手/中央33戦6勝/地方9戦1勝/13年京王杯SC・GIIほか重賞1勝)
6月26日・サカジロロイヤル(岩手/中央51戦6勝/地方10戦0勝/15年春雷S)
6月27日・シセイオウジ(北海道/中央44戦5勝/地方3戦0勝/12年カペラSGIII3着)
7月8日・ウインペンタゴン(岩手/中央27戦5勝/地方59戦4勝/11年関越S2着)
7月28日・アトム(北海道/中央14戦1勝/地方2戦0勝/13年デイリー杯2歳S・GII2着)
8月10日・アンコイルド(北海道/中央32戦5勝/地方10戦0勝/13年京都大賞典・GII2着)
8月18日・エフェクト(佐賀/中央16戦2勝/地方5戦0勝/14年ひまわり賞
9月26日・アゾンブラック(北海道/中央19戦3勝/地方8戦3勝/14年エニフSほか重賞2勝)
9月27日・セイリオス(高知/中央31戦5勝/地方77戦3勝/12年しらかばS2着)
9月30日・トウショウフリーク(金沢/中央/39戦7勝/地方3戦1勝/14年ダイオライト記念JpnII2着)


半年の間に13頭の名馬が抹消されました。
このうちナムラタイタンアゾンブラックの2頭はアロースタッド種牡馬になるようで、
地方移籍馬としては極めて稀なので喜ばしい限りです。
エフェクト牝馬なので繁殖にあがっていると信じたいですが。
また、12年白川郷Sではカラ馬で1位入線し、岩手→愛知→岩手と転厩し
葵ちゃんも手綱をとったチョイワルグランパ岩手県の「馬っこパーク・いわて」で乗馬になったと聞きます。
ただ、悲しい別れもつきもので、13年京王杯SCGII)、15年阪急杯GIII)の重賞2勝した
ダイワマッジョーレは5月22日のOROターフ特別で右第一指関節開放脱臼により予後不良となりました。
同レースでは同馬を買って応援し、直線手前まで先頭に立つも競走中止となった悲劇を目の当たりにしています。
それ以外の馬の消息は確認できませんでした。
また、年2回引き続き1年以上地方競馬の競走に出走しなかった場合、
馬主や厩舎からの届出がなければ、自動的に登録を抹消する制度にともない、
10月1日付で下記の3頭が抹消されました。


ガンマーバースト船橋/中央21戦5勝/地方30戦5勝/10年伏竜S2着ほか重賞2勝)
マヤノリュウジン(愛知/中央24戦6勝/地方12戦9勝/14年UHB賞ほか重賞1勝)
レオンビスティー(兵庫/中央38戦4勝/地方14戦1勝/12年ファルコンS・GIII2着)


ガンマーバーストは千葉県の殿山ガーデン乗馬クラブ、
マヤノリュウジン静岡県アイリッシュアラン乗馬学校で第二の馬生を歩んでいます。
これ以外でも10月2日以降に3頭の馬が抹消されていますが、
こちらは2017年末の情報で追記したいと思います。
残念ながら今回も抹消馬の写真はありません。
すべての競走馬のその後を追跡することは到底不可能でありますが、ここで発表することによって
一人でも多くの方が元中央オープン馬という看板馬に関心をもち、
1頭でも多く、その後が確認できれば、元競馬マスコミとしてこの上ない喜びです。
それでは2017年末までの抹消馬を追って来年度にまたお会いしましょう!


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