地方へ流れた元中央オープン馬抹消情報(2019年春編)

 

春先は取材で出かけることは多く、ご報告が遅れましたが、、
地方へ流れた元中央オープン馬のデータを更新しました。
まずは1月1日~3月31日に抹消された馬たちを抹消日順に掲げておきます。
掲載基準は2011年10月20日の項を参照ください。


1月8日・エデンロック(岩手/中央29戦3勝/地方35戦2勝/12年札幌2歳S・GIII3着)         
2月15日・マシェリガール(浦和/中央19戦2勝/地方5戦0勝/15年クローバー賞)          
2月21日・レオアクティブ(愛知/中央35戦4勝/地方46戦0勝/14年京成杯AH・GIIIほか重賞1勝)        
3月13日・タガノブルグ(兵庫/中央48戦3勝/地方2戦0勝/14年NHKマイルC・GI2着)         
3月25日・ブレイズアトレイル(岩手/中央39戦5勝/地方18戦1勝/14年京成杯AH・GIII2着)                  

この3カ月で抹消された名馬は5頭でした。
11年京王杯2歳S・GIIと14年京成杯AH・GIIIの重賞2勝した
レオアクティブは北海道の日高育成センターでプライベートの種牡馬になったそうです。
名古屋では46戦しても後ろからの着順ばかりで未勝利でしたが、
芝での適性をかわれたのか喜ばしい限りです。
ただ、他の4頭の消息に関しては現時点で確認がとれてません。
マシェリガール牝馬なので繁殖にあがっているものと思いたいですが。


また、年2回引き続き1年以上地方競馬の競走に出走しなかった場合、
馬主や厩舎からの届出がなければ、自動的に登録を抹消する制度にともない、
4月1日付で下記の4頭が抹消されました。

インプロヴァイズ(大井/中央27戦4勝/地方2戦0勝/14年ダービー卿CTGIII3着)
タマノブリュネット(大井/中央21戦5勝/地方1戦0勝/16年レディースプレリュード ・JpnII
ファイナルスコアー(兵庫/中央31戦5勝/地方92戦5勝11年太秦S2着)
ニシノビークイック(佐賀/中央53戦5勝/地方12戦0勝/14年タンザナイトS2着)


こちらも現時点での消息が確認できませんでした。
タマノブリュネット牝馬ですし重賞ウイナーなのでこちらも繁殖にあがってると信じたいです。


毎回抹消馬の写真がなかったのですが、
今回は名古屋で46戦したレオアクティブを撮ってました。
同馬は46戦中32戦は葵ちゃんが手綱をとりましたが、
残念ながら僕の撮った2回は別の騎手騎乗でした。
にしても芝の重賞2勝馬がたとえクラスが上とはいえ

地方のダートでは1勝もできなかった厳しい現実。
しかも着順はいつも後ろから数えたほうが近いものばかりで
唯一掲示板に載ったのも5頭立てのシンガリという結果でした。
世界の葵ちゃんをもってしても如何ともできなかったわけです。
それでも先述のように種牡馬になれたのは、これまでの頑張りが報われたともいえましょう。
また二世が葵ちゃんの手綱でデビューすることを楽しみとしましょう。


すべての競走馬のその後を追跡することは到底不可能でありますが、ここで発表することによって
一人でも多くの方が元中央オープン馬という看板馬に関心をもち、
1頭でも多く、その後が確認できれば、元競馬マスコミとしてこの上ない喜びです。
それではまた本年10月1日付の抹消の情報でお会いしましょう。

 

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