長谷川浩大騎手が引退

shugoro2012-09-13

今週は取材撮影写真が1300枚を超え、この写真整理が大変でしたが、
なんとか前日までブログも更新でき、歯抜けすることなく追いつきそうです。
とはいえ、ずっとこんなことばかりに時間を費やしていたわけでありません。
この日も原稿1本脱稿しており、現在も仕事の合間に書いています。


本題は昨日、JRAから発表があったものですが、
長谷川浩大騎手(栗東・フリー)が9月20日をもって引退するそうです。
実はこれ取材に出かける前の6日に知ったことでしたが、
そのときの記事を掲載しておきます。


長谷川浩大騎手が引退「調教師を目標に」
長谷川浩大騎手(28=フリー)が20日付で引退することになった。
翌21日からデビューした中村厩舎で調教助手となる。
「騎乗馬のいない日もあり、夏競馬が終わっても状況は変らなかったので
気持ちの整理はついた。調教師になることを1つの目標としていきたい」。
同騎手は松岡、石橋脩らと同期で03年にデビュー。
マイネサマンサで初騎乗初勝利を飾るなど28勝で新人賞を獲得。
6日現在でJRA通算213勝、重賞は3勝。来週末がラスト騎乗となる。
(日刊スポーツ 9月6日(木)16時37分配信)


長谷川騎手は地味ではあったものの、デビュー時から安定した成績をおさめ、
2004年にはセフティーエンペラ福島記念を制し、重賞では同期一番乗り。
その後も2005年フェアリーS、2006年報知杯フィリーズレビュー
ダイワパッションで制すなど3年連続で重賞制覇をしました。
ダイワパッションの報知杯フィリーズレビューでは馬券を獲らせてもらってます。
2009年は3勝と低迷したものの、その後は2桁の勝利を挙げ、
本年度も6勝を挙げているだけに、他の下位騎手に比べれば
まだまだやれそうな気がしたのですが、
やはりローカル開催終了がなくなり、9月から2場開催になったのが、
騎乗機会をなくし、引退する方向に追い込まれたのかもしれません。
先日の阪神競馬場BさんDさんともこの話をしましたが、
やはり「まだ早すぎる」という意見が出ました。


もうひとつ長谷川騎手で思い出深いのは、
フミノ軍団ではイマージンに次ぐ出世頭フミノヤマビコの主戦騎手だったことです。
同馬は冬場はまったくといっていいほど走らず、
逆に夏の北海道へ行くと好走するという変わった馬で、
これまでの4勝はすべて長谷川騎手によるものです。
このままずっと主戦騎手で行くかと思っていたのですが、
4月8日の大阪ハンブルグCを最後に乗り替わり。
皮肉にもこのフミノヤマビコが出走していた丹頂Sで、
しかもフミノに先着できない13着で終えました。
馬主ではなく調教師の意向だと思いますが、別に乗り替わりすることもなかったろうに……。
最後となる今週は3日とも騎乗があります。


9月15日(土)阪神7R・ニホンピロエリナ
9月16日(日)阪神3R・ツカサハピネス/阪神8R野路菊S・キンショータイム
9月17日(月)阪神3R・ライングレイス/阪神8R・シルクコスモス


5頭とも近走が物足りなく、とても人気になるとは思えませんが、
穴を開けて有終の美を飾ってほしいと期待し、応援馬券を買います。
最後に本年2月5日の早春Sでフミノヤマビコの手綱をとった(10着)、
長谷川浩大騎手を冒頭写真に掲げて、彼の短かった騎手生活を記録に止めたいと思います。


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