『知られざる戦国残酷史』

shugoro2011-04-21

本題のように当社制作物で明日発売の見本誌が本日届きました。


『知られざる戦国残酷史』(洋泉社
680円 B5版 購入はコチラ


群雄が割拠し知力・武力を駆使した戦国時代。
戦国武将を勝手にイケメンと美化し、カッコイイと捉えがちですが、
実は弱肉強食で血に飢えた乱世だったのです。
そんな怖い戦国時代の実態を描いた本で、
戦国武将を白馬の王子様とイメージしているレキジョさんには、
おすすめできるものではありません。
構成はすべて出すと、ネタバレになってしまうので表4の一部を紹介します。


第1部 あの有名武将の戦国地獄絵図
天下布武の名のもとに殺戮を繰り返した六天魔王・織田信長
人身売買と略奪、戦争マニア・上杉謙信の実像
全国を震撼させた伊達政宗の小手森城の撫で斬り
利休の娘と生母を蛇責めの拷問にかけて殺した石田三成


第2部 あの名城にまつわる怨念恐怖話
歴代城主が不幸に見舞われる因縁の岐阜城
なぜか発見されない150人を挽き潰した安土城の蛇石
血を見るより怖い、兵糧攻めの飢餓地獄が展開された鳥取
妊婦と胎児が殺害された俎石からすすり泣きが聞こえてくる松山城


第3部 呪い、祟り……奇々怪々の戦国時代
冥界へと誘う首なし武者の祟り・柴田勝家
氏蛍になってまで京へと飛ぶ今川義元の怨念が禍をもたらす
信長に騙されて殺された叔母・おつやの方、信長の横死を予告する
下剋上の因果か? 蝮・斎藤道三の最期は鼻も耳もそがれた首


ぎゃあああああ〜、こうして今書いているだけで背筋が凍ってきました。
よくもまぁ、こんな怖い本をつくってしまったものです。
しかもその怪談の舞台も撮影してきました。(||゚Д゚)ヒィィィ!(゚Д゚||)
心霊写真はさすがに映りませんでしたが、
しっかり手を合わせて供養してきました。
こんな怖い怪談が34話もつまっているのです。w(゚o゚)w オオー!
しかもコラムでは本年度大河ドラマの主人公『江』も登場します。
惨たらしく殺された肉親の話や、権力を維持するため、
姉をも見殺しにし、将軍の浮気をいっさい許さなかった恐妻の真実を描いています。


キャアアアアア〜、今度のは大変怖〜い本で、
映画のR15指定のような規制はありませんが、
15歳以下の子どもは読まないほうがいいかもしれません。
とはいいつつも子どもって結構怖いもの見たさがあって、
中学の図書には怪談本もありましたね。独りでは怖いのでみんなで読んでましたが。
こういう本を持ってくる妖怪博士がクラスに一人はいたものです。
だから中学の時に読んだ怪談で、
大谷刑部の亡霊が家康の夢枕に立つという話があったんですが、
いくら調べても出典がありませんでした。
よってその話は割愛しましたが、今思えばよくできた創作でした。
なにしろ妖怪図鑑を描いた石原豪人先生の絵はトラウマになります。
でも、今回のは史料にみられる記述です(なかには創作があるかもしれませんが)。
あえてUPしませんが、あのYou Tubeにある怖いCM集に堪えられる人でないと、
読まないほうがいいです。大人でも夜、独りでトイレに行けなくなりますよ。


といいつつ、本日はこの本の発送作業で半日つぶしてしまいました。
あえて急いだのは、本がたくさん積まれると、事務所が狭くなってしまうからでした。


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