休みなく働き続けていたので、睡眠をとっても疲労が抜け切れません。
しかし、またもや出版不況のニュースが飛び込んできました。
＜ぴあ＞首都圏版７月21日発売号で休刊へ 72年創刊
エンターテインメント情報誌「ぴあ」を発行するぴあ社は22日、
同誌首都圏版（隔週刊）を今年７月21日発売号を最後に休刊すると発表した。
雑誌としての「ぴあ」はこれで姿を消す。情報誌の草分けとして人気を博したが、
チケット販売情報がインターネットにシフトしたため、販売部数が低迷していた。
ぴあは、72年７月に創刊。コンサートなどエンターテインメント情報を
求める若者のニーズに応えて部数を伸ばし、88年には53万部を発行。
90年11月から週刊となった。しかしその後はネットに押されて部数が低迷。
08年11月に隔週刊に戻し読み物を充実させる編集方針に転換していたが、
最近は６万部まで落ち込んでおり、「時代の役割を十分全うした」（同社）
として休刊を決めた。中部版は10年６月、関西版は同10月に休刊している。
同社の売り上げに占める割合は約１割といい、業績への影響はないという。
（毎日新聞 4月22日(金)11時38分配信）
そういえば１年前にも『ＴＯＫＹＯ１週間』休刊のブログを書きましたが、
今度は39年の歴史をもつ『ぴあ』が休刊とは寂しい限りです。
たしかに90年代は若者の貴重な情報源でしたが、
今では完全にネットに押されていますからね。
週刊のほうは直接仕事として関わったことはなかったのですが、
99年に寄席の運営管理をしていた時は、情報掲載が無料ということで、
半年以上お世話になりました。このときは毎週購入しました。
しかも無料なのに毎月、編集部からの電話確認もあったのです。
今思えば、金のないアマチュアでは、それが貴重な広告宣伝手段だったのです。
でも、まさか08年11月に隔週刊になっていたとは知りませんでした。
当社でもかつて『ぴあＭＡＰ東京・神奈川・千葉・埼玉2001-2002』などの
一部執筆・編集に携わったことがありましたが、
こちらもすでに毎年ではなく隔年刊になっていたのですね。
時代の流れとはいえ、かつてお世話になった雑誌休刊は残念です。
≪訃報≫
元アイドルグループのキャンディーズで一世を風靡した
スーちゃんこと田中好子さんが、21日夜、乳がんのため
都内の病院で亡くなりました。まだ55歳という若さでした。
キャンディーズが活躍していた頃はまだ小学生で、
ドリフの「８時だョ!全員集合」や「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」などの
バラエティ番組にも多く登場し、おもしろいお姉さんたちだった記憶があります。
そのキャンディーズは人気絶頂の78年４月に電撃の解散・引退。
その後、一度も再結成されなかったことから伝説となりました。
ちょうど76年からピンクレディーが台頭し始めてきた時期だけに、
引き際がよかったのでしょう。キャンディーズの引退で、
妹分で売り出そうとしたキャンディーズJrというグループもありましたが、
ファンからクレームきてトライアングルに改名しましたね。
このトライアングルも80年に解散しましたが、
メンバーの藤本あきさんは長く全員集合で活躍しましたね。
ピンクレディーもまた松田聖子などの新しいアイドルに押され、
81年３月の後楽園球場で解散コンサートでひっそり消えました。
田中好子さんはその後は女優として『おんな太閤記』はじめ
いろいろなドラマで活躍していましたが、
30年以上女優として活躍しても、キャンディーズの５年間の
スーちゃんのほうが親しみやすかったのですね。
名の通りみんなに好かれた方でした。ご冥福をお祈りいたします。
