市町村合併の弊害

本日は21時に赤羽橋まで行き、明日の出版記念会の会場の下見へ行ってきた。
雨も降ってなんか精神的に疲れた一日であった。
そんな話題はさておき、本日のニュースは地元の中日新聞の岐阜から。


揖斐川町営29施設を休・廃止 類似、採算性見直し


揖斐川町は谷汲観光資料館など町営の29施設を休・廃止する方針を固めた。
町内の集落ごとにある集会所も、各区に譲渡する方向で調整している。
2005年の町村合併以降、そのまま残っている類似施設や採算難施設を見直し、
予算の圧縮を図る考えだ(中日新聞)。


近年では揖斐川町には近鉄(現・養老鉄道揖斐駅に行ったぐらいしか縁がない。
結局、名鉄揖斐線谷汲線は乗れずじまいだったし。
谷汲山華厳寺も中学のときに行ったきり。思えばその頃は谷汲駅にも駅員いたな。
2005年に広域合併した揖斐川町。本年3月末で旧谷汲村の谷汲観光資料館は閉館したという。
この資料館はバブル期の95年に総事業費約2億7000万円で建てたというが、
過去3年間の利用者数は150〜300人と低迷。年間約320万円の管理料に対し、
利用料収入は年3万円前後にとどまっていたという。
うーん閉館してしまったのか。記念スタンプの有無も含め行けずじまいが悲しい。
市町村合併によって各市町村の民俗資料館は整理されてしまうことはわかっていたが、
しょせん広域合併しても烏合の衆に変わりない町ではやはり整理されてしまうのか。
大体、なぜに資料館にこんな費用をかけるのだろうか?
観光資料館ということは観光案内のビジターセンターみたいなもの。
入館料200円も徴収しては客も来ないのだろう。
しかし、こういう資料館って観光のためだけでいいのだろうか?
まぁ、少子化でどうしようもならないのかもしれないが、
昔は社会科見学などで利用したものだし、夏休みの自由研究では結構たむろしていた。
民俗資料館など古い家屋を利用して無料開放が当たり前だったが、
ふるさと創世基金かなにかで使うことを目的としていた国の施策が恨めしい。
結構、これって写真を借りるときも苦労する。
町村単位の役場には教育委員会があって史跡の写真など借りざるを得ない場合があるが、
これが合併で支所になってしまうと、「本庁に移動しました」などといわれ、
市役所に電話しても結局、そろわなかったりする。
結局は余計盛衰が両極化してしまうのではないだろうか。
それにしても行けずじまいで閉館とか今後も出てくるのであろう。
揖斐川町は2005年に谷汲村久瀬村・春日村・坂内村藤橋村と合併。
それでも人口はわずか2万4000人余。プラネタリウムのある藤橋城などもやばいんでないだろうか?


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