郡上八幡移住プロジェクト発動

毎年、余生を過ごす地として郡上八幡への移住の下調べをしていますが、
本年度の郡上八幡訪問では郡上暮らしを推進する
「ふるさと郡上会」のパンフを見つけました。
そこで先日、電話してメールで資料請求を行い、先週には届いていたのですが、
入稿作業や執筆で週末までバタバタしており目が通せませんでした。
昨日になってようやくひと段落ついたので、
膨大な資料に目を通し、本日ようやく郡上のファンクラブ「ふるさと郡上会」の
入会金を振り込むまでに至りました。これで会員登録がすめば、
あとは情報交換をしつつ郡上八幡市街の空き家を探していくことになります。
この「ふるさと郡上会」はいわゆる郡上市全域にあたり、平成16年(2004)3月に
旧八幡町・白鳥町・大和町・美並村・和良村・明宝村・高鷲村の4町3村が合併して発足しました。
しかし、人口はこれだけ広域でも約4万5000人で、
地方自治法で市の基準となる5万人(現在は特例で4万以上で可)に満たないのです。
しかも人口の集中地は旧八幡町と旧白鳥町になっています。
また町で暮らすためのさまざまな支援策もあるようです。
家族で車があるなら郊外で暮らすのもいいかもしれませんが、
僕の場合は、郡上の文化と資料を伝えたいがため、旧八幡町の市街地にこだわっています。
そのため2008年に訪問した際に好立地の物件が押さえられなったことが後悔されます。
むろん、仮に郡上で空き家が確保できても、すぐに移住できるわけではありません。
東京での仕事も終わっていないし、拠点は確保しつつと行きたいところではあるのですが、
正直、東京での事務所と棲家のダブル家賃がネックになりつつあります。
これはやはり出版業界が下火になりつつあり、どうあがいても回復の見込みがないためですが、
それなら余生を過ごせる場所の確保は急務になります。
あとは向こうで食べていけるだけの職はあるのかということですが、
腰の弱い僕では農業は無理なので、やはり観光やマスコミ関係になるでしょう。
なので執筆業は細々でも続けていくことになります。
正直、出版業界がここんところつまらなくなってきたという印象があります。
それは競馬業界と同じで社台の独り勝ちになっているように、
結局、金のあるところが強く、貧富の差が激しくなっており、
予算コストも低すぎ、しかもスケジュールが短すぎて
まともな本作りもできなくなってしまったからです。
そして内容がないのに原価率ばかり気にかけて高値で売ろうとする事情。
正直、僕が読者ならあの内容と値段なら絶対買いません。
競馬がつまらなくなったといって勇退した後藤師の心境に共通するものがあります。
そして恐ろしいほどのデジタル技術革新
結局、こういったデジタル面に投資ができなければ生き残ることもできません。
なのに裁量権がないと、旧態依然の非効率な編集作業に付き合わされることも多々あります。
80〜90年代の栄光にぶら下がり、未だ当時の価値観で吠え続ける輩もまだいます。
もう残された寿命も短くなりつつあるので、先々のことまで見極めていかねばならないのです。
もうひとつ気になった活動として長良川鉄道の活性化を行っている
せき・まちづくりNPOぶうめらんという団体があります。
長良川鉄道は町の生命線。北陸東海自動車道が開通した現在、
乗客減に歯止めがきかない現状でも、なんとか存続していかねばならないのです。
いまは郡上八幡のパンフを見るたび、ぐじょおおお〜と雄叫びをあげています。


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