性懲りもなく

shugoro2009-06-16

本日14時より飯田橋で打ち合わせ。これで某社との仕事は最後になった。
月刊ベースでやっていたが、とにかく遅延に振り回され、
スケジュールが読めず、拘束の多い仕事であった。
打ち合わせ終了後、神保町に移動して
先日購入できなかった文庫『坂の上の雲』全8巻を探したが、
早稲田の古書街より遭遇率が悪く、古本の文庫1冊すら見つからなかった。
20軒以上は回ったし、池袋の古書街にも寄ろうと思ったが、
天候が今にも崩れそうだったので断念して、
文庫をもっているレキジョさんから借りることにした。
持つべきものは友だね〜。本当に助かった。
ところで、せっかく神保町まで来て手ぶらで帰るわけもなく、
古本であさったのは、1983年刊の『最新駅弁全線全駅』(主婦と生活社)。
当時は「最新」だったのですが、もう25年前の情報ですから、
もちろん実用性はありません。昔はこんな駅にまで駅弁が売っていたんだなぁ〜という懐古資料です。
この本の中に出てくる駅弁で昔食した駅弁もなきにしもあらずですが、
結局、当時は駅弁の包装紙ばかり集めて肝心の中身の写真を撮っていないものばかり。
とくに悔やまれるのは小出駅の駅弁です。
500円の幕の内弁当にしては美味かった。でもこの本でも画像は割愛されていた。
あとお約束の書泉グランデ6Fにも寄って、
写真の鉄道新刊の週刊『歴史でめぐる鉄道全路線 東海道本線』(朝日新聞出版)も購入。
創刊号は390円とあまり安くない。でも2号以降は580円なので、
欲しいと思う高山本線以外は買わないだろう。
肝心の中身は歴史に特化しており、資料性という意味では多少の価値はうかがえるが、
もうこの手の本は出尽くしているし、柳の下のドジョウなのはたしか。
余計なグルメや名所を割愛した点は評価できるが、
JRだけのくくりで私鉄は一切ナシ。『東海道ライン全線・全駅・全配線』(講談社)のほうが細かい。
歴史をうたいながらスタンプや駅弁の変遷にはまったく触れられていないし。
しかも線にこだわるあまり点がおざなりになってしまっている。
巻末付録には全駅名一覧つきのJR鉄道路線地図がついているが、
こんなものもう今さら珍しいものではない。
毎回、「青春18」関連本でのりつぶし地図がついているのだから、何を今さらという気がする。
すでに鉄道誌は飽和状態だが、やはり新刊という理由だけで棚がとれるから、
こういうマンネリ本でも刊行し続けられるのだろう。
なんかこの手の本を作ってくれと云われてもねぇ〜モチベが上がらないよ!


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