本来、別の記事を書く予定でしたが、衝撃のニュースが飛び込んできました。
昭和22年（1947）に設立された老舗競馬専門紙「ホースニュース馬」が、
経営難のため本日付ですべての専門紙を休刊するとのことです。
いきなりなのでビックリです。もうあの新聞を買うこともできなくなるとは……。
「ホースニュース馬」といえば井崎脩五郎氏、丹下日出夫氏、津田照之氏など、
名物予想家が在籍し、かつては大川慶次郎氏、阿部幸太郎氏も在籍していました。
元々は僕が出入りしていた東池袋に本社があり、
自前の印刷所があって、インクの香りがする古きよき新聞社でした。
競馬が全盛の頃は『謎の超万馬券』（アスペクト）や『馬券攻略』（芸文社）で、
いろいろとお世話になっていただけに驚きです。
先週の『みんなのケイバ』でも、井崎先生が自社の新聞をもって登場していただけに……。
なかでもとくに「丹下の懺悔」でおなじみの丹下日出夫氏にはいろいろお世話になっており、
以前運営していた『はなきん寄席』でもゲストとして数回出演していただきました。
上野や池袋・新宿で何度か飲んだ思い出もあります。
それ以降、競馬の仕事から疎遠になって、もう７年くらいお会いしておらず、
トークショーなどに参加しようとも、なかなか都合がつきませんでした。
しかし、やはりあの専門紙がなくなってしまうのは非情に残念です。
やはり経営難の原因は僕がいつも買っている東スポでしょうか？
専門紙はいつも使い慣れた「ダービーニュース」でしたが、
昔はＧＩのときだけ買っていた専門紙も、貧乏になってからというもの、
すべて東スポで予想をすますようになりました。専門紙410円、東スポ120円ですから、
この290円の差はいかんともしがたかったようです。
あと、「ホースニュース馬」のデジタルの立ち遅れも気になりましたが。
しかし、あれだけの逸材たちはいったいどうなってしまうのでしょうか。
あの老舗専門紙なら他からのバックアップあって然りなのですが。
