そんなに凄い建築物だったんだ!

shugoro2015-02-19

本日は中日新聞ローカル版から第二の故郷・小牧市のニュースを。
【斬新な建築、どう活用? 移転予定の小牧市図書館】
名鉄小牧駅前に移転新築することが決まった小牧市図書館。一九七八(昭和五十三)年に
同市小牧の現在地に開館した建物はポストモダン建築として注目を集め、
建築を学ぶ大学生らが今でも視察に訪れている。山田久館長(52)は
「図書館として使われている期間は残り三年ほど。
大勢の市民に建物の価値も知ってほしい」と話している。
 住宅街から入って図書館の正面を見ると、ギザギザとした三角柱の外観が目に入る。
フロアには設計で「光路」と呼ばれたスペースがあり、窓からは柔らかな日が差し込む。
その先の正面は、市のシンボル・小牧山が望める。設計は機能性よりも装飾性を重視する。
 毎月一回、市図書館で映画上映会を開いているボランティアグループ「小牧市AV技術者の会」の
穂積孝朗さん(68)は「ちょっと変わった設計になっていて、いい雰囲気を出している」と
建物を評価する。山田館長も「造形に重点を置いた斬新な発想が織り込まれ、ユニーク」と指摘した。
 市図書館は、鉄筋コンクリート造り三階建て。若手建築家のグループとして知られた
「象設計集団」が設計した。図書館を紹介する資料の中で、グループのメンバーの一人は
設計のポイントを「外界を建物の中に引き込んでみたいという欲求」と説明している。
 ポストモダン建築は、機能ばかり追求した設計への反省から、装飾へと重心を置いた様式。
特に高度経済成長期の終盤ごろから造られた庁舎や文化施設などで見ることができる。
小牧市図書館は、ポストモダン建築を特集した著作でも
その走りとして取り上げられ、建物そのものの価値は高い。
 新図書館は二〇一七年度末までに完成する予定。新図書館に対し、穂積さんは
「市民が気軽に立ち寄れるような建物にしてほしい」と期待する。
 一方で、移転後に現在の建物をどうするかは決まっていない。
ただ、雨漏りが絶えないなど老朽化が進み、用途は限られている。
山田館長は「価値がある建物なので、将来も活用できればいいと思う。
いいアイデアがあれば、ぜひ寄せてほしい」と呼び掛けている(加藤隆士/2月19日(木)中日新聞


冒頭写真は掲載元の中日新聞から拝借しましたが、
そんな有名な建物だったとは知る由もありませんでした。
たしかに吹き抜けで自然光が入る2階部分は改めて思うと凄いかもしれません。
小牧市図書館は昭和53年(1978)に開館し、すでに37年目。
斬新な建築物も老朽化が進んだとのことですが、
やはり空洞化しまくっている駅前を何とかしたいのでしょう。

旧図書館(「小牧市のあゆみ」より)のほうは駅近くの三和通にありましたが、
まだ小学生ですし、勉強嫌いだったから行ったのは一度きり。
木造建築でこちらのほうが歴史的価値がありそうな気もしましたが、
現在は建物自体も残っておらず、駅前周辺も様変わりしました。
こちらは昭和44年(1969)の開館でわずか10年足らずの運命でした。
現在の小牧市図書館のほうは小中時代にも利用したことはありますが、
やはり本格的に通い詰めるようになったのは高校2年後半〜3年の頃。
3階に自習できるスペースがあり、ツダ君「冷暖房が効いている」との理由で
自転車で遠いところを通い詰めたものです。
しかし、まぁ、結構趣味の歴史や鉄道の本などがあるもんだから
脱線してそちらを読みふけってしまい、勉強しなくなることしばし。
でも、家にいてもうるさくて落ち着かないからよく行き、
閉館時間になるとユニーの寿がきやどんどん庵へよく行ったものです。
浪人時代になると河合塾へ行っていたし、向こうにも自習室があったので
図書館は利用しなくなり、大学以降はまったく利用しなくなりました。
CDとかの貸し出しも行っており、結構重宝していたようですが。
他に各地区の公民館を分館として開放している情報も聞きましたが、
あまぞんの家近くにある北外山公民館の分館は一度も行くことがありませんでした。
まぁ、すぐに閉館というわけではなく、2017年までは利用できるようなので
帰省がてら葬式訪問することもできましょう。



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