14日未明になってようやく「青春18」５回目に
撮影した145枚の写真整理が終わりました。
最後の歯抜け日をようやく更新することができます。それでは行程から。（ ）は遅延時刻。
岐阜540→614美濃太田616→806飛騨小坂825→858高山939→1044猪谷1116→
1203富山1215→1308市振1314（1317）→1327（1330）入善1400→1522直江津1536→
1718長野1815→2028甲府2037→2300高尾2305→2354中野
毎度のことですが、「青春18」での帰路で岐阜か美濃太田で一泊し、
冒頭写真の高山本線を経由して帰るのは定番で、
よく飽きないなーと思うかもしれませんが、四季折々の車窓が楽しめる
高山本線は飽きることがなく、また列車交換で数分の停車駅や
途中下車駅でも毎度新たな発見があります。
この日もまだ暗い時間帯に宿泊先のサウナ＆カプセルホテル『ガント』をチェックアウトし、
岐阜駅へ歩いていきます。もうすでに2005年３月で廃止された名鉄の路面電車の痕跡は跡形もなく、
そんな活気のあった時代を思い起こしつつも、時代は刻一刻と変化しているのです。
今回、下呂〜高山間で途中下車したのは飛騨小坂駅で、
昨年11月３日に訪問したばかりなのですが、
今回は次の列車の待ち時間までじっくり駅を観察しました。
飛騨小坂駅は2011年４月に無人化され、切符売場は板が打ち付けられていますが、
その部分には小坂小学校の10〜20年前の生徒の作品が展示（写真左）され、
駅ノートも３冊目になっていました。
中部の駅百選に選出されたすばらしい木造駅舎で、
保存のためにもなんとか頑張って簡易委託駅での復活を願っていますが、
過疎化と高齢化によって後継者不足は否めません。
高山・猪谷と乗り継いで富山からは北陸本線へ。
この北陸本線も2014年春開業の北陸新幹線によってＪＲから分離されることが決まっており、
今回は雪の降るなか、市振と入善（写真中央）で途中下車しました。
市振は有人駅時代だった頃に下車したことがありますが、
それから20年ぶりになりましょうか。入善もかなり久々でようやく新印スタンプをＧＥＴしました。
本当は糸魚川から大糸線経由で帰るつもりで、
大糸線糸魚川〜南小谷間の輸送密度に貢献しようと思ったのですが、
なんと大糸線が大雪のためにバス代行運転になっているではありませんか。
本来なら鉄道のほうが雪に強いはずなのですが、除雪対策費用を惜しんでいるのでしょうか。
これだと南小谷の接続は危うく、帰宅プランに支障をきたすため、
大糸線は諦めて直江津から信越本線経由にプランを変更。
いつもなら信越本線でも途中下車をしながら帰るのですが、
どうも積雪のためダイヤが乱れがちになっており、
長野での３分接続が危険なため、途中下車を諦めます。
列車交換のあった脇野田ではすでに北陸新幹線の上越（仮称）駅（写真右）がかなり完成しており、
開業後はこの脇野田駅も移転のため廃止されてしまうのです。
帰りの長野からの甲府行は超満員だったので、長野まで先行したのは正解だったともいえます。
信越本線高田駅でコロプラ駅奪取ＰＬＵＳの1000駅目をＧＥＴし、
その後もひたすら駅奪取を楽しんでいたのですが、
乾電池の予備バッテリーもついに危うくなり、駅到着直後だけ騙し騙しで位置登録をしていたのですが、
さすがに中野までは持つはずもなく、中央本線藤野駅でついにバッテリーが切れました。
グルメは朝食が高山駅前『かめや食堂』のひだらーめん550円（写真左）、
ランチが高山駅弁の飛騨路わっぱ850円（写真中央）で、
あとは直江津駅謙信そばの海老天そば450円（写真右）などをすすりました。
高山駅前で朝から食事ができる食堂や立ち食いは本当に減ってしまい、
昔、脇谷英康とよく焼そばを食べた『ちとせ』は健在でしたが、
もちろん早すぎて営業しておらず、駅前を散歩して見つけたのが『かめや食堂』です。
ただ、店の外観を撮り忘れてしまい、店名を検索してもなかなか出てこず、
リサーチには結構苦労しました。おばあさんと中年夫婦が営む昔ながらの素朴な食堂で、
シンプルな高山系ラーメンは(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ
東京ラーメンショー2012では苦戦していましたが、それもそのはず。
800円の値をつけて出す品ではなく、やはりシンプルなら550〜600円が相場でしょう。
おばあさんが駅前にコンビニができたことで、学生の食事スタイルも大きく変わり、
また駅前もかなり寂れてしまったと語っていましたが、
朝早くから営業しているのは有難く、とくに冬の飛騨路では
こういうラーメンや飛騨そばが身体の芯まで温めてくれるのです。
高山で下車したときは極力立ち寄って、他のメニューの写真も撮っていきたいと思います。
ランチの高山駅弁はもうかなり既食済で、この駅弁もそうなのですが、
本年３月改正で特急（ワイドビュー）ひだの車販が全廃され、
駅弁業者の存続も危うくなるので、売上に協力すると同時に(ﾟДﾟ)ｳﾏｰでした。
立ち食いそばは富山駅の立山そばを諦め、直江津駅で14分のうちに
駅外に移った「謙信そば」へ行き、海老天そばをかきこみました。
いつも愛食するそばで、立山そば同様(ﾟДﾟ)ｳﾏｰは云うまでもありません。
長野駅ではあまりいい駅弁が売っていなかったので、
待合室にあったかけそば290円も食し、麺三昧の１日で旅を締めくくりました（おしまい）。
