岐阜羽島に倖せはあるの?

うーん、困ったことに天候に振り回されて、
取材撮影に出かけることができないままでいます。
一昨日の天気予報では本日は晴後曇だったのに、
昨日の予報では曇後雨になっていました。
一応、気象庁の「177」でも確認したのですが同じ。
こうも予報がひどいのであれば気象庁は詐欺ですよ。まったく!
ということで事務所作業で終わった1日で、
昨日開店の『セブンイレブン』でもらった食パンで喰いしのいだのですが、
さすがに食パンだけは味気ないので、ハムとチーズ購入。
結局、こっちのほうが高くついていないかい?


そんな話題ではつまらないので、
先日、 粕本集呆さんのブログで知ったこの歌を紹介します。

『倖せさがしに岐阜羽島(作詞・作曲:有明一朗)
ポカ〜ン。何でしょうか? この歌詞。
岐阜県が日本の真ん中にあるということがPRしたかったのか?
それ以外に何もPRする内容がありません。
作詞・作曲の有明一朗さんが歌うバージョンもありますが、
このあとで歌っている麻生けい子さんの動画にしました。
『名古屋はええよ!やっとかめ』のように、
とくに岐阜県の名所や特産物をPRするわけでもないのに、
この歌がヒット?し、カラオケまであるといいます。
東海地方ではこんな歌がウケルのでしょうか?
と書いたのは4月21日に7年ぶりに再訪した
岐阜羽島駅の印象を含めて追記しようと思ったからです。
岐阜羽島東海道新幹線では最も乗降客数の少ない駅で、
開業当初は田んぼの真ん中にあり、羽虫が駅の照明めがてやってくるので
羽虫駅とまで揶揄されました。しかし、それからもう40年以上経ち、
さすがに田んぼは減りましたが、駅前周辺の閑散さは云うまでもありません。
2005年3月に訪れたときは、まだ駅弁業者が健在(同年6月に倒産)でしたし、
唯一接続している名鉄羽島線新羽島駅も駅員がいたものですが。
この駅はJRでは新幹線の単独駅のため、
アクセスが新幹線かクルマ以外では名鉄しかないのですが、
中学校のときは自転車で行ったこともありました。
もちろん、新幹線に乗ってもこの駅で降りることはないので、あとはクルマです。
ところが4月は名鉄電車2DAYフリーきっぷ3800円で、初めて羽島線を完乗しました。
ひとつ前の江吉良から分岐していた大須方面への鉄路は2001年10月で廃止されており、
せめてこのときに行けていればと後悔しきりです。
で、今回は名鉄を利用してアクセスしたのですが、
終着の新羽島駅は2007年に無人化され、名鉄岐阜駅直通列車も夕方だけになっていました。
かつては急行が走っていたものですが、
鉄道を使って岐阜羽島駅を利用する人が少ないからでしょう。
岐阜市内の人ならまず名古屋へ新快速で出かけ、
そこから「のぞみ」に乗ったほうが便利だからです。
駅構内も売店や食堂が営業していましたが、人通りは少なくゴースト化していました。
最初は立ち食い蕎麦を食したかったのですが、食堂の蕎麦はべらぼうに高いので断念。
駅弁も名古屋駅の調製元の駅弁が売られていただけです。
こんな衰退著しい岐阜羽島ですが、近年はパーク&ライドで利用客を増やしていると聞きます。
たしかに土地は腐るほどありますから、駐車場にはもってこいで、
観光バスなども乗りつけているようですが、ここからのアクセスが不便では、
岐阜県各所の観光地へ時間かかるので、いっそのこともっと高速道路との接続をよくしてもらいたい。
しかし、これでは鉄道の地盤沈下に拍車をかけることになってしまうので、ひとつアイデアを。
実はこの岐阜羽島からアクセスが便利なスポットがあるのです。
それは笠松競馬場です。なんと最寄の笠松駅までは名鉄羽島線竹鼻線の直通で22分です。
名鉄名古屋からだと特急で24分、名鉄岐阜からだと特急で5分ですが、
名鉄岐阜はJR岐阜駅から離れているので不便ですし、
競馬開催日だけ急行運転を復活させれば時間ももう少し短縮できるでしょう。
なんかこの歌詞の「倖せ」ってそう考えると笠松競馬場に思えてきました。
幸せ探すなら競馬場で一攫千金!
岐阜羽島駅からの名所は円空さんの資料館より
笠松競馬場をアピールしたほうが適切ではないでしょうか。


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