菅原勲騎手の引退発表

まもなくダイヤ改正。「きたぐに」「日本海」などの夜行列車や
久留里線タブレット閉塞終了などが近づいていますが、
本日も午後から新宿で打ち合わせが2件あり、
先日の取材のスタンプスキャンにも時間を費やされてしまいました。
そして本日もまたお別れのニュース。本日の地方競馬の新規調教師合格発表に伴い、
3月31日をもって岩手の名手・菅原勲騎手の引退が決まりました。
菅原勲騎手は2010年には史上6人目の4000勝を達成し、中央競馬でも16勝を挙げ、
1999年のフェブラリーS(GI)を地方在籍馬のメイセイオペラで制しました。
この時点での通算勝利は4127勝という驚異の成績です。
調教師試験合格ということで新たな門出ではあるのですが、
やはり岩手の名手が引退してしまうのは寂しい限りです。
実は96年5月に『競馬フォーラム』で菅原勲騎手を取り上げた際、
岩手に行く機会があったのですが、このときはすでに編集部を辞める寸前にあり、
もう無茶苦茶な薄給酷使のため、岩手に行くことはできなかったわけです。
あの頃はまだまだ競馬雑誌の編集長だけが、おいしい思いができた時代でした。
そのぶん、編集部員は無茶悲惨で休みがロクにありませんでした。
いま思えば菅原勲騎手に直接逢える最後のチャンスだったわけで、
その後、フェブラリーSを制しているのだから余計悔やまれます。
結局、その後、岩手競馬に行けたのは水沢が2004年9月、
盛岡競馬場は2008年7月でしたから。
やはり新盛岡競馬場がオープン仕立ての96年に行けなかったのは残念です。
岩手競馬は3月開催がないため、菅原勲騎手は31日まで他場で騎乗するのでしょうか?
せっかくなら中央でも騎乗してほしいと思うのですが、
このまま騎乗機会がなく引退してしまうとなると寂しい……。
やはり最後はファンとの交流の場を設けてくれればと思います。


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