競馬界では2月はお別れの季節で、3月になればまた新人の騎手や調教師が開業しますが、
これまで記憶に残った名伯楽やジョッキーが去ってしまうのは寂しいものです。
調教師では高橋隆(栗東)、鶴留明雄(栗東)、稲葉隆一(美浦)、清水利章(美浦)の
4名が定年によって引退します。チョウカイキャロルやタヤスツヨシで
ドラマをつくってきたあの鶴留師が引退してしまうのは寂しい限り。
稲葉師はマイネルとのつながりが強かったですね。
そして騎手では先の2月3日に水出大介(美浦)が、
9日には高橋亮(栗東)、伊藤直人(美浦)が、
そして24日には安藤光彰(栗東)、岩崎祐己(栗東)、柴原央明(栗東)、
田中克典(栗東)が2月限りでの引退を表明。
これで騎手は計7名がターフを去り、3月に新規で入る騎手は5名なので、
JRAの騎手も減少傾向にあります。
そのうち最年長のアンミツこと安藤光騎手と、調教師に合格した高橋亮騎手は仕方ないとしても、
他の騎手はやはり騎乗機会に恵まれない深刻な状況からの引退なのでしょう。
このなかで印象に残っているのは、『競馬フォーラム』の若手ジョッキー対談があった
伊藤直人騎手でしょう。このときは残念ながら取材に立ち会えなかったのですが、
その後のスマートボーイとのコンビで重賞5勝の活躍をみせましたね。
最後の週で安藤光、柴原騎手の騎乗がないのが残念ですが、
岩崎騎手は26日阪神10R・伊丹Sのハードシーキング、
伊藤直騎手は25日中山1Rカーラノーチェ、
3Rスカイアクセス、26日中山12Rローブドヴルール、
田中克騎手は25日阪神3Rテイエムチャンス、
高橋騎手は25日阪神2Rオースミイチバン、7Rシンボリストーム、
26日中山10R・ブラッドストーンSのニシオドリーム(高橋師の管理馬)、
水出騎手は阪神4Rスマートカンパニーに騎乗します。
調教師では鶴留師が土日で14頭も出す大攻勢で、
アーリントンCのローレルブレッド、阪急杯のキョウワマグナムが気になります。
清水師も中山記念エーブチェアマンがいますし、
みなさん有終の美を飾ることはできるのでしょうか?
全部はさすがに買えませんが、穴っぽいところを狙ってみたいと思います。