テレホンカードの価値は……

少し前のことになるが、引越し後の未開封箱から未使用のテレホンカードが数枚出てきた。
もっていても使う機会もないので先日、新宿に行ったついでに2枚ほど、
金券ショップに売ろうとしたら、なんと価格は1軒目で200円、2軒目で210円
半分以下の価値では売っても損なので見送った。
たしか数年前は1枚400円ぐらいの売値がついたのだが……。
で、本日18時より中野で打ち合わせがあったとき、
ブロードウェイの金券ショップの前を通ったら、
なんとテレカ50度数が半額の250円で売られていた。
ここまで価値が下がっていようとは思ってもみなかった。
たしかに携帯やネットの普及もあって、公衆電話の設置数も極端に減った。
NTT資料によれば、90年は83万2735台が、
2000年で70万7233台、2010年には25万2775台で、
ここ10年のうちに3分の1まで淘汰された。ものすごい減りようである。
正直、公衆電話を探すのも大変になっているし、
携帯の電源が切れた緊急時以外使い道がない。
電話代節約といっても携帯の料金は毎月ほぼ同じで、
わざわざ公衆電話を使うメリットもないからだ。
震災時には随分役立ったとは聞くが……。
まだ自分が下宿先に電話を引いていない頃は、テレカは本当に貴重な存在だったし、
よく就職活動の粗品でもらったものだった。
電話がなかったぶん、カードの消費もすごかったが。
ところが今やどう使ったらよいものか悩むくらいである。
オークションに出してみても原価にもならないだろうし……。
いろいろ調べてみると、手数料は引かれるが、
特定の局へ持っていけば固定電話の支払いに利用できるとか。
ただ、僕のように引き落としにしていれば使い道はない。
一番の使い道は東横インの宿泊費に当てられることか。
と思ったら、これ2010年8月で終了してるじゃん……。
ますます使い道を失い、価値が下がっていきそうなテレカなのであった……。
そういえば昔、岩田ドラえもんは「使用済テレカもよこせ」と云っていたが、
現在もなおコレクションしているのだろうか?


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