『江』第43回「淀、散る」

本日はタイムリーに観ることができ、そのままCS戦に切り替えましたが、
ヤクルトが2対1で負けてしまい、中日の日本シリーズ進出が決定しました。
9回表2アウトから青木のヒットで1点返したものの、
岩瀬・浅尾のリレーでは、それが精一杯というところでしょうか?
それにしても終盤の4タテはないでしょう。
ヤクルト優勝間違いなしが、あっという間に覆ってしまったのですから。
さて、来週はどん行会で出かけており、何度も録画ミスを犯しているので、
慎重に録画せねばなりません。それを逃すと19日の再放送まで観れなくなりますから。


前置きが長くなりましたが、前回の視聴率は16.1%で、
内容がよかった割には0.9%減でした。ずっとファンタジーで通してきて、
ここに来てシリアス系に移行しても回復しないということでしょうか。
それだったら『天地人』のような妄想大河に徹したほうがよかったのかもしれません。


で、今回は大坂夏の陣です。国替えか浪人衆放逐を条件に出された豊臣方は、
初(常高院)を使者に立て、駿府で家康と対面しますが、
もはや戦いは避けられることはできなくなり、江が大坂へ行くと云い出します。
しかし、ここは秀忠が止め、京都で初ついで高台院に会います。
高台院淀殿お市の姿を投影し、泰平のために避けて通れぬ戦があると云い、
家康は「戦が嫌なら去るがよい」と秀忠を一喝。
初は江の手紙を淀殿に渡しますが、もはや引き下がることはできず戦闘が始まります。
夏の陣では幸村の奮戦があり、秀忠は天王寺口の総大将を懇願しますが、
家康が秀忠を岡山に止め、幸村が家康本陣を急襲。
秀忠が援軍に駆けつけるところまではよかったのですが、
幸村の最期はもう少しうまく描いてほしかったですね。
幸村戦死でもはや絶望となった淀殿は、初と千姫を城から出し、
秀頼の助命を嘆願する手紙を書きますが、
ここでようやく家康が秀忠に「沙汰を任せる」と云って、
最後のとどめは秀忠がさすことになります。
しかし、あそこまで秀頼を救おうと奔走した秀忠が何故最後になって、
大坂城に火をかけ、淀殿・秀頼母子の隠れる山里曲輪へ鉄砲を撃ち込む変心したのでしょうか?
このあたり片桐且元を含め、もう少し丁寧に展開してほしかった気がしますが、
これも時代配分を大幅に誤ったあの脚本家では仕方なきことでしょう。
宮沢りえさんの演技は最後まで見事だったのが救いでしたが。
大坂の陣で江の存在があまりなかったのはよかったといえますが、
次回からまたアンネット江が暴れそうで、それはそれで楽しみですね。
完走まであと残り3回かぁ〜


史跡紀行では大阪市中央区大坂城の秀頼・淀殿自刃の地や
伝・淀殿の供養塔がある北区の太融寺天王寺区の鴫野神社(淀姫神社)が紹介されました。
大坂城は2009年に、太融寺2010年4月7日に訪問済ですが、
鴫野神社だけは未訪のままです。今回は秀頼・淀殿自刃の地および
最寄駅の大阪城公園のスタンプ、太融寺の伝・淀殿供養塔をUPします。

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