『江』第34回「姫の十字架」

先週は歯抜けになってしまいましたが、今週はタイムリーに観れ、当日に更新できます。
まずは先週のおさらいですが前回の視聴率は15.6%で、0.2%しか回復しませんでした。
他の番組ならともかく、大河ドラマで15%台とは苦しいです。
向井秀忠や強烈な加賀まりこさんが出てもこの数字では、
芦田愛菜ちゃんの登場で一気に回復するとは思えないし……。


今回も気持ち悪いぐらいに早い展開でした。
細川ガラシャの子・光千代が江戸に人質に入り、ガラシャの手紙を携えます。
戦になることを悟った江は大坂へ行こうとする相変わらずの無茶ぶり。
家康が会津上杉景勝を討伐するということで江戸に向かい、
江戸に到着した家康に対し、江が「三成と戦をするのか」と問い質す。
「これは豊臣の家臣同士の争い」と相変わらずタヌキな家康です。
この戦いでついに秀忠も3万8000の兵を率いる総大将に抜擢。
秀忠が固辞するも大久保忠隣と本多正信が補佐につきます。
すでに子が2人も生まれながらも相変わらず江と秀忠との仲は進展しませんでしたが、
今回の「戦が嫌い」という脳天気なところでウマがあい、
ようやく江と秀忠が打ち解けあった様子がうかがえます。
しかも江の「家康の子を辞めてしまえ」と言い、
百姓になって畑を耕す江と秀忠の妄想シーンには笑えました。
そして秀忠の出陣に際し、江が母の形見であった信長の天下布武印を渡します。
一方で家康が上方を留守にした隙をついて三成が大坂城に入り、
家康討伐を淀殿に申し入れます。ここで秀頼の出馬を三成が命じる無茶ぶり。
結局、三成は毛利輝元を総大将にし、諸大名の妻子を人質にとりますが、
細川忠興夫人のガラシャはこれを拒否して自害します。
今回はこれがメインなのですが、関ヶ原の戦いまでの経緯を慌しくしたため、
話が途切れ途切れになってしまった感は否めません。
ただ、忠興とガラシャの夫婦仲を最後に回復させる設定にしたかったのでしょう。
そのぶん突っ込みどころもあまりなかったのですが……。


史跡紀行では細川ガラシャゆかりの地として大阪市中央区
細川ガラシャ殉節の地である屋敷跡の越中井とガラシャ像のある玉造教会、
墓のある崇禅寺などが紹介されました。当地は未訪なのですが、
以前にK先生が撮影してくれましたので、今回は越中井と最寄のJR森ノ宮駅のスタンプ、
玉造教会のガラシャ像をUPします。

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