『江』第32回「江戸の鬼」

前日に「青春18」で取材に出かけたため、写真整理で1日終わってしまいましたが、
競馬と『江』はタイムリーに観ることができました。
まずは先週のおさらいですが、視聴率13.1%でとうとうワースト更新となってしまいました。
昨年の『龍馬伝』もお盆放送の第33回が13.7%でワーストでしたし、
要はお盆が日曜に重なると、余計にその影響が出るのかもしれません。
今回はせめて15%以上の回復を望んでいますが、もう20%は無理な話でしょう。


本題です。秀吉が死んで落ち込む江ですが、すでに豊臣政権に暗雲が立ちこめ、
身の危険を察知した家康は、秀忠と江に江戸行きを命じます。
いきなりの江戸行に江はガラシャや初、龍子、淀殿、おねに会いに行きますが、
これはもう京都に戻らないということでお別れの設定なのでしょう。
さすがの江も姉の淀殿にはウソがつけず、江戸行きを話しますが、
淀はこのとき江の娘・完子を連れて対面させます。
完子も江が母ということを忘れ、叔母上と呼んでいましたね。
おねには江の江戸行はバレバレでしたが……。
秀忠のほうも京都を出立する前に三成を呼び寄せ、
父家康の暗殺を問い質しますが、三成も本心を明かしません。
それでもやはり北大路欣ちゃんのタヌキぶりは見事ですね。
三成の忠義からくる警戒心を逆手にとっている様子がうかがえます。
しかし、今回のタイトルは家康が鬼に豹変するかと思いきや、
鬼とは江戸に到着後に登場した秀忠の乳母・大姥局だったのですね。
大姥局役が加賀まりこさんだけあって、さすがにインパクト大です。
大姥局がドラマに登場するのも初めてではないでしょうか。
この大姥局の侍女が秀忠の子(保科正之)を産む静(浄光院)で、
江とは深い因縁をもつ乳母ということがわかります。
しかも二度目の懐妊で、「男の子を産んでいただきます」と云っているように、
今後はこの嫁と姑の戦いを描くことになるのでしょうか。
家光より先に生まれて早世した男子・長丸が登場するのでしょうか?
それだとおもしろいのですが、歴史に無知な脚本家に期待するのも無理なので、
歴史に詳しいお兄さんが代筆してくれることを望んでいますが。


史跡紀行ではようやく京都から江戸に移り、
東京都千代田区神田明神が紹介されました。ここは2005年に訪れていますが、
まだデジコン時代の撮影です。登場した魚河岸水神社も撮影していますが、
家康が勧請していたことは初めて知りました。
この神社の境内には銭形平次の碑があることでも知られます。
今回は神田明神神田明神が描かれたJR神田駅のスタンプ、魚河岸水神社をUPします。
ただし、気をつけて欲しいのは、神田明神の最寄駅は神田ではなく御茶ノ水です。
このことが神田駅の構内にも表示されていましたが、
前々のスタンプから神田駅に神田明神を描くのだから混乱しても無理はないですね。

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