『江』第15回「猿の正体」

先週から始まった『JIN』もあって日曜の夜は、連続テレビ三昧になっています。
実際はその合間の20時45分〜21時の15分間で何ができるかいつも考えます。
PCを起動するだけでも1分以上かかってしまうし。
そのままニュースを見るか、DSで時間つぶすか。ちょっとした息抜きタイムですが。
で、前回は19.2%と飛躍的に伸びましたが、『JIN』の視聴率23.7%に
引っ張られた感が否めないわけでもありません。
しかも土曜は話題になった『のだめカンタービレ』を後半見てしまい後悔。
実はのだめ初めて観たのですが、現在の『江』と比較しても
のだめと変わっておらず、周囲の批判通り。観なきゃよかった……。
これは別にじゅりっぺを責めるつもりはなく、
脚本家と演出家の責任のほうが重いと思いますが。
で、今回のタイトルも「猿の正体」というネーミングからしてセンスなし。
大坂城から脱出しようとしても出られない江。
いくら広い迷路になっているとはいえ、ネズミ程度の学習能力もないのでしょうか?
一方の夫の一成は叔父の信包のところに落ち着きます。
もう後ろは振り向かぬと誓う江ですが、
なんかこれって愛を捨てて金に走ったのを正当化しているに過ぎません。
で、秀吉の弱点を見つけようとストーカーする江。
石田三成黒田官兵衛、おね、千利休などと素性を聞き回ります。
で、最後は秀吉のもとへ。ここで養子の秀次のことを相談され、
四国攻めは秀次に任せることになり、秀吉は仮病をつかいます。
で、今回離縁させたことを恨む江。前回は変身できませんでしたが、
再び豊川信長に変身し、秀吉に懺悔させます。
で、秀吉の演技に騙され、すっかり泣いてしまう江。
さらに黄金の猿像をもらって「腹立ったら殴れ」って。
これって明らかに『クレヨンしんちゃん』のネネちゃんのウサギの真似でしょう。
秀吉の妻がおね(ねね)だから引っ掛けたつもりなのでしょうか?
でも、ぬいぐるみでなく黄金の猿を殴っても自分の手が痛むだけですし、
要はそこに金によって懐柔された江がいるだけです。
江の結論は「サルは大ウソツキだけど、そこに真がある」って、
嗚呼、これで姉の茶々が秀吉の手に落ちるのも時間の問題か。
あなた、お姉ちゃんを守るために嫁いだのではなかったの?
信長に変身する術をもちながら、あっさり金になびいてしまう支離滅裂な江。
これって江でなく、脚本家自身の姿ではないでしょうか?


史跡紀行では秀吉の大坂城が紹介されました。
現在の天守は昭和期に復興されたものですが、
秀吉時代の三の丸石垣なども取り上げられたのは興味深かったです。
あと豊国神社の秀吉像も登場しましたね。
今回は大坂城とスタンプをUPします。

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