『江』第22回「父母の肖像」

徹夜明けで取材に出かけていましたので、
イムリーに観ることはできませんでしたが、
帰ってきてから録画を観て、即疲労でダウンしてしまいました。
そういえば2013年度の大河が新島襄の妻・八重に決まったそうですね。
被災地支援の意味合いもあるようですが、一体この脚本誰が描くのか?
あまり有名人と関わりが薄いだけに、無理に関わらせようとすると、
かえって反感を招き、視聴率低迷に陥りそうで怖いですが……。
被災地支援なら二度目でも伊達政宗をやったほうが、
視聴率もとれてよかったでしょうに。
まずは先週のおさらいから。前回の『江』の視聴率は17.6%、
『JIN』は18.7%、『マルモ』は16.1%。やはりマルモが驚異的ですね。
『江』は前回は可もなく不可もなく、といったところですが、さて……。


今回は茶々が懐妊したことで、久々に豊臣ファミリーが登場しましたね。
大政所のなかが体調すぐれぬ様子で妹の旭が見舞いに来て、そのまま止まることに。
で、弟の秀長に命じ、淀城を築かせ、そこを茶々の産所とします。
これで茶々は淀殿と呼ばれるようになりますが、
なんと江まで淀城についてきます。
しかし、秀吉は「茶々の子は秀吉の子ではない」と落首を書かれ、
罪のない人々を虐殺。これを江が咎めるという、また大河の悪い癖が出てしまいました。
で、ついに茶々が子を出産するにあたり、
秀吉と江がおろおろしています。凸凹コンビですな。
茶々が男の子を産むと高次と初もやってきます。
高次もやってきたのは、秀吉が北条攻めを決意したからで、
なんと先鋒を命じられたのは、秀次でなく家康。
家康苦悩の様子はさすがは北大路さんですね。
そして利休と家康が茶室で面会しますが、
天下統一目前で利休が不要になってくる様子が描かれています。
北条のもとに逃げ込んだ利休の高弟・山上宗二を登場させれば、
ドラマにもっと深みが出たでしょうね。
そして秀次がおねに愚痴をこぼすところ、またも江がストーカー。
姉たちが嫁いでいくのに対し、江は寂しくなっていきます。
鶴松が誕生したことで、淀殿は父母の供養を秀吉に願い出て、
父母の肖像を描いて供養します。あの有名な長政と市の肖像ですが、
でっぷりと描かれた長政に対し、ドラマでは時任氏に似せ、
お市の方も保奈美氏に似せて描かれていました。
淀殿は秀吉を許すことができ、正式に夫婦となります。
でも、前回の「龍子の部屋」で紹介された秀忠は、
最後に顔見せでしか登場せず、江と秀忠との対面が出てきませんでした。
これが一番期待された見どころだったのですが、
どうやら次回に持ち越される様子です。
で、NHKも証拠を隠滅すべくか「龍子の部屋」がトップ画面から消えてる!
これはおもしろいコーナーだけに続けてほしいものですが。


史跡紀行では、長政とお市の肖像を奉納した和歌山県高野町
高野山持明院が紹介され、歴史人物の墓がある奥の院などが登場しました。
しかし、高野山は未訪ですので、今回は写真とスタンプは割愛させていただきます。


『江〜三代将軍家光の母・崇源院』(メディアボーイをまだ購入していない方は、
ぜひこちらからご覧になって購入してくださいまし。


【人気blogランキングへ】