『江』第14回「離縁せよ」

まずは前回のものを先日ようやくUPしましたので、
よろしければこちらもご覧ください。
あと旅げーたーの「浅井三姉妹ゆかりの地を訪ねる旅」に当社リンクが貼られました。
写真提供したからですが、当社アクセスがやけに増えたのはそのためか。
それにしても安宿がたくさん掲載されていいですね
旅行業界も自粛のあおりを受けて大打撃を受けていると聞きますが。


さて、本題です。結婚式で倒れてしまう江。というのも前回で乳母が性教育を施し、
歌麿のような卑猥な絵を見せられたことによるショックということですが、
当時は未成年でも酒を飲んでいる時代ですから、酒に酔ったのではないでしょうか?
夫の一成はムリ強いしないと労わりますが、いくら中学で保健体育を学ぶとはいえ、
12歳の江(小学5年生)に子どもを産めって、ちとムリな話ですわな。
ちなみに前回も書きましたが、前田利家の妻まつは小学6年で産んでます。
で、夫婦で清洲の信雄に対面すると、家康とも再会。
結局、小牧・長久手の戦いが始まってしまいます。
ここで豊臣秀次北村有起哉)初登場。
たしか三河本陣への襲撃は池田恒興の主張だったはずですが、
ドラマでは秀次の主張とされ、総大将(これは史実)になって敗退。
秀吉に足蹴にされて叱責をかいます。
しかし、まぁこれで信雄を調略して和睦させたかと思いきや、
茶々と初は安土から大坂城へ移り、一成も大野城へ戻ってきたかと思いきや、
初からの手紙で姉が重病ということで慌てて大坂へ。
しかし、これは秀吉の偽手紙で三姉妹は羽柴家の養女とされ、
江は離縁され、一成も家康を助けたということで所領を没収されてしまいます。
荒れ狂う江ですが、あの信長に変身する神通力もなく、
ただ秀吉に雪を投げつけるだけ。なんかもう単なるネコとサルの喧嘩ですな。
それにしても戦争を防ぐためと言って嫁ぎ、
そしてまた偽手紙で呼び戻されて離縁させられる江。ピエロです。
たぶん、あの信長に変身できなかったのは、
あれは秀吉自身の負い目からきている心の弱さだったのではないでしょうか?
天下人に翻弄される江ということでよいのでしょうが、
まだこの時点で家康は臣従しておらず、
佐治氏の退転も実のところ不明な点が多いのです。
なんかこのへんをもっと深く掘り下げず、単なる茶番劇では……。
今週から始まった『JIN−仁−』のほうがやっぱりすごいな。
おかげで連続して3時間近くもテレビ観てしまいました。
エンディングの新旧の写真対比もいいですね。
本当ならこちらを書くべきだが、NHKは金かけている割にはお粗末……。


史跡紀行では愛知県愛西市の佐屋三里之渡跡が紹介されました。
佐治一成が改易の原因となった家康に船を提供した逸話があるとのことですが、
これって矢作川渡航だったのでは? どう考えても三河本国へ帰る家康が、
わざわざここまで西へ迂回して海路を使うというのは土地勘がおかしいです。
宮の渡しならまだしも、本当にここでそんな逸話があったのでしょうか?
そういえば愛知県内の異説では江が佐治一成とすぐに離縁せず、
2人の娘を産んだという話もありますが、一級史料ではありません。
ということで今回は未訪の地になってしまいましたので、
写真とスタンプは割愛します。最寄は名鉄尾西線佐屋駅とのことですが、
名鉄尾西線すらまだ乗る機会に恵まれていません。


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