『江』第24回「利休切腹」

まずは先週の視聴率おさらいから。『江』18.0%、『JIN』21.1%、
『マルモ』17.2%でした。『JIN』がついに佳境で20%超しましたね。
裏番組『マルモ』も『江』に迫る勢いですが、大丈夫でしょうか?
先日も脚本家が週刊誌でバッシングされていただけに気になります。


さて、今回は秀吉と利休の関係に時間が割かれていたとはいえ横着な展開ですね。
家康が関東に国替えになるということで、
江が秀吉に抗議していますが、あれ信雄はどうしちゃったんでしょうか?
信雄は国替えを拒んで改易されてしまうんですが、
従兄弟にあたる織田家の改易に対する抗議はないんでしょうか?
このへん歴史に詳しい兄がいないと、やはり脚本家はまともに書けないのでしょうか?
時代考証の小和田センセも完全にやる気失くしていますね。
そしてあちこちでも指摘されていますが、
朝鮮使節との会見に鶴松を連れてくることが無礼と家臣からもいわれますが、
単なる養女の立場にしかない江が同席していることのほうが、
よっぽど無礼だったのではないでしょうか。
そしてあとの利休の茶席にも江がいます。
まさに先週の秀忠の発言「どこにでも顔を出す」というのは名文句ですね。
この席に利休の後継として『へうげもの』の主人公・古田織部が登場。
この織部が今後どのような形で関わるのか気になるところです。
鶴松が病気になったかと思えば、弟の秀長が他界。
秀長は臨終に際して利休のことを忠告していますが、
あのヘタレな三成の豹変ぶりは違和感がぬぐえません。
しかし、淀と三成の関係はこの時点ではあまり深くないようで、
あくまで秀吉も三成の讒言を信じることはなく、
淀が「秀吉と利休の二人だけの関係」と言い切っています。
そのため大徳寺の木像などはあまり関係がないようで、
秀吉が利休に頭を下げて「側にいてくれ」と懇願したにもかかわらず、
利休は「好きな人のために茶を立てたい。あなたに茶を立てるのが嫌になった」
とあくまで秀吉に背いて、切腹を申し付けられます。
利休は堺に蟄居され、江がまたしゃしゃり出るところで次回に続きますが、
あれ? 切腹していないじゃん。タイトルも矛盾だらけですね。


史跡紀行では豊臣秀長ゆかりの地として奈良県大和郡山市
郡山城や春岳院などが紹介されました。
残念ながら当地は未訪なので、今回は写真とスタンプは割愛します。


『江〜三代将軍家光の母・崇源院』(メディアボーイをまだ購入していない方は、
ぜひこちらからご覧になって購入してくださいまし。


【人気blogランキングへ】