『江』第21回「豊臣の妻」

先週の視聴率は『江』19.0%、『JIN』18.8%で、
『江』が勝りましたが、『JIN』の裏番組『マルモ』が15.6%と
躍進していた背景もあります。『マルモ』は観ていませんが、
『江』第1回でミニ茶々演じた芦田愛菜ちゃんが主演ですね。
『江』でも子役で彼女が演じていればもっと視聴率も取れたのに。
反面、『JIN』は医者なのでどうしても手術とか生々しいシーンがあり、
血を観るのが嫌な視聴者が『マルモ』に流れてしまったのでしょうか?
そういえば龍馬演じている内野さんも『風林火山』の勘助では不評でしたが、
完全に『龍馬伝』の福山龍馬を喰ってしまいましたね。


本題です。今回はついに茶々が秀吉の妻になったことを江に告げ、
江が怒って姉の茶々と口をきかぬばかりか食事も一緒にとらなくなります。
相変わらずアンネット化した江に、二番目の夫となる秀勝が登場。
そして存在が消えてしまったかのように思われた初も現れ、
姉と妹の仲をとりもつ間柄としての役割を早くも果たします。
そして茶々が懐妊したことも怒る江でしたが、
おねの話を聴いてようやく茶々と和解します。
今回もスローな展開でしたが、ドラマ的にはそれほど悪くなかった回でした。
とくに宮沢茶々の変化ぶり。これまでは実年齢とのアンバランスさがぬぐえませんでしたが、
ここに来てようやく茶々から淀へ変わる脱皮をみせたということでしょうか。
もうひとつは大竹おねさんの演技のうまさ。
秀吉に側室がいても寛大でいられたのは子ができなかったからですが、
茶々が懐妊したことによる不安気な表情。これはさすがですね。
よく他の大河では、おねと茶々の対立が浮き彫りにされていましたが、
今回はどうなんでしょうか? 龍子といい、落ち着き払ってえらく寛大な気がします。
まぁ、こちらの愛憎劇を描いていたら、本題とはずれてしまうのでしょうが。
予告編にはありませんでしたが、こちらの公式サイトでは、
徹子の部屋」をパロった「龍子の部屋」というのがあり、
ここでようやく三番目の夫となる秀忠(向井理)が江と対面しますね。
しかも二番目の夫となる秀勝とも鉢合わせですか。
予告を観る限りでは顔見せなのでしょうが、少しは期待できそうです。
しかし、『江』をうたうドラマにしては、恐ろしくスローな展開。
これなら前々から大河候補として噂されていた
浅井三姉妹』のほうがよかった気がします。


史跡紀行では京都市伏見区の茶々の産所となった淀古城のあった妙教寺
秀吉嫡男・鶴松が体調を崩した際に回復祈願したという與杼神社が紹介されました。
両方とも2003年と2010年の二度訪れていますが、
昨年行った際に妙教寺の「淀古城跡」の碑を撮りそびれてしまったので、
いつかまたリベンジせねばなりません。
與杼神社は淀駅の旧出町柳方面の三角屋根駅舎近くにありましたが、
2011年5月28日に高架化完成しましたので、現在の様子はわかりません。
出町柳方面ホームは江戸期の淀城跡にも隣接していたのですが、
現在は高架から望めるのかもしれませんね。
今回は妙教寺と京阪淀駅のスタンプ(中書島駅事務室保管)、與杼神社の写真をUPします。

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