『坂の上の雲』第8回「日露開戦」

時代は明治35〜37年(1902〜04)までの日露開戦まで。
この間に真之が稲生季子(石原さとみ)との結婚がありますね。
華族令嬢の自転車競走から好奇心旺盛な真之が自転車に乗ってしまうところがおかしい。
一方、好古はロシアの陸軍演習視察に訪れ、
コサック騎兵との交流が描かれています。
騎士道と武士道、日露戦争まではそんな精神があふれていました。
東京の芝に居を構えた真之夫妻のところに、律が子規の形見分けを届けにくる。
季子が泥鰌を捌けず、律に相談するあたりがほのぼのしていますね。
しかし、日露交渉は進展せず、開戦への気運が高まるなか、
山本権兵衛は親友の日高壮之丞を更迭し、
連合艦隊司令長官東郷平八郎を抜擢します。
日高が独断専行のきらいがあるので解任されたのですが、
自殺しようとしたのを山本が止めます。そして真之は作戦参謀になり佐世保へ。
その前に習志野の好古の家に出かけ、好古が励まします。
病床の母は真之のために煎り豆を渡す。
そして佐世保では家族別れの会が行われ、季子も出向きます。
明治37年(1904)、ロシア皇帝はついに開戦の決断を下し、
日本でも2月4日に開戦が決定。伊藤は金子堅太郎をアメリカへ向かわせ、
戦争が途中の段階で講和を工作します。物資のない日本ですから当然ですね。
こうしていよいよ日露戦争が始まろうとしています。



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