『坂の上の雲』第9回「広瀬、死す」

めぞう氏と高田馬場の『七輪焼肉 安安』で食事をとっていたため、
録画をとっておきました。本日も『JIN−仁−』を録画するため、
完全な消化不良を起こすため、深夜と翌朝と二度に分けて観ました。
それにしても昨年も暮れは視聴率が大苦戦でしたが、
今回もワーストの9.7%と10%を切ってしまいました。
天地人』とかに比べたら、ずっといい番組なんですけどね〜。
今回はロシアとの国交が断絶したのに、ロシアは日本は戦争をしかけてこないと油断。
2月8日、日本軍の奇襲から開戦しますが、
ロシア側は祝砲と勘違いしている様子。
当時は宣戦布告は必要ない慣習だったそうですが、
国交断絶後に戦争をしかけるのは国際法上合法とか。
しかし、日本側も大した戦果はあげられなかったようです。
国内で開戦の号外が出ると、律は慌てて真之の妻・季子の家に知らせにいく。
季子は「私は弱くありません」とやせ我慢しますが、律には見抜かれているようで、
「私の用心棒になってほしい」と懇願します。
そして旅順艦隊とバルチック艦隊が合流する前に、
旅順湾に船を沈めて旅順艦隊が湾外から出られなくする閉塞作戦が実施されます。
これは真之が計画したといわれていますが、ドラマでは有馬良橘中佐が強く推し、
真之は反対したような立場です。真之の全能を駆使した作戦だけに、
途中途中仮眠をとっていますね。2月24日の第一次旅順閉塞は失敗に終わり、
それから1カ月後の3月27日には、いよいよ第二次旅順閉塞が行われます。
ここに来ても広瀬武夫がロシアの恋人アリアズナへ手紙を書いている。
個人同士ではつながっていても国のために戦っている感じがわかりやすいです。
そして第一次同様、広瀬はロシア語で降伏をうながす垂れ幕を船につけて出陣。
しかし、敵の攻撃にさらされ、撤退時に行方不明となった部下の杉野孫七を探すうちに、
砲撃が直撃して戦死してしまいます。享年36。
広瀬の亡骸はロシア海兵によって収容され手厚く葬られ、
アリアズナも喪に服しました。広瀬は即日中佐に昇進し、
初めての軍神となって、明治43年(1910)には東京の旧万世橋駅前に
銅像が建てられたのですが、戦後の昭和22年(1947)に撤去されてしまい残念です。
さて、こんないいところで終わってまた1年待たねばならぬのか?
それにしても視聴率は来年も苦戦しそうですね。もう地デジに切り替わっているし。


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