『坂の上の雲』第6回「日英同盟」

1日12ページも原稿書いたらもうバテバテです。今週もまだ休めないなぁ〜。
なんて云ってるうちに本年もスペシャルドラマ『坂の上の雲』始まっちゃいましたね。
しかし、いきなり前置きなく1年後に続編ってありか?
しかも『龍馬伝』と続けて観ているものだから、今度は子規が弥太郎に見えてしまう。
時代は真之が海外へ留学しているとき、
義和団事件が起こって、ロシア兵が鎮圧と称して乱暴狼藉をはたらく。
一部の民衆が好古に助けを求め、好古は子どもを抱いで助けるが、
ロシア兵の乱暴までは止めることのできないもどかしさ。
アメリカから帰国した真之は子規を見舞いますが、
子規の病状は悪化の一途をたどっています。
今回は主に日英同盟に至るまでの経緯を描いていますが、
イギリスと同盟を結ぼうとする小村寿太郎桂太郎に対し、
伊藤博文はロシアとの協調をはかり、単身ロシアへ。
ウィッテと会談し、さらにニコライ2世にも拝謁。
交渉はうまくいってると喜ぶ伊藤に対し、
ロシアに滞在している広瀬武夫シベリア鉄道が開通するまでの見せかけと諭す。
すでに戦争に反対するウィッテも皇帝から遠ざけられている様子。
しかし、戦争が始まろうとしているところでも、
アリアズナとの恋やロシア兵たちの友情。
ついに広瀬がロシアを去る時が来ると、広瀬の故郷を歌った
『荒城の月』を演奏して広瀬の別れを惜しみます。
しかし明治35年(1902)1月30日にロシアに対峙する日英同盟が成立します。
ちょっと時間が長いのでかったるいところもありますが、
このドラマ自体は教科書には出てこない歴史をうまく描いていると思います。
でも、本年度初回から14.7%とやっぱり苦戦しちゃうんですね。
時代がウケないせいでしょうか?
ドラマ的にはこれからおもしろいのですが。
ということで本年も最初だけ昨年に当社で制作した本を紹介しておきます。

坂の上の雲』歴史紀行(JTBパブリッシング) B5判 1260円
2009年11月発行。2009〜2011年NHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』。
全13回3年にわたって放映される秋山好古・真之兄弟と正岡子規の3人の主人公を描いた本。
第1章故郷松山での足跡/第2章志高き東京での日々/
第3章日清戦争と主人公たち/第4章日露戦争と主人公たちの4部構成で、
巻末の付録にはスペシャルインタビューや人物事典・史跡ガイド・逸話選などを収録。
当社では第1章を主筆。 購入はコチラ


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