『龍馬伝』第18回「海軍を作ろう!」

前回のタイトル「怪物、容堂」は、むしろ今回のほうが当てはまっているような感じでした。
順動丸で勝と近藤長次郎とともに大坂へ向かう龍馬。
大坂の勝塾でさっそく人材スカウトに。ここで沢村惣之丞と再会。
それにしても塾頭・佐藤与之助(庄内藩)は、東北のずうずう弁で語るなど芸が細かい。
一方、土佐勤王党で権力を掌握した武市半平太ですが、
四侯が集まるなかで、容堂が不気味な発言。
さらに半平太を呼び寄せ、勝塾に3名送れといったり、
平井収二郎を別に呼び寄せて内部分裂をはかったりと怪物ぶりを発揮。
やはり初対面なのに容堂は龍馬を把握していたようで、ここであっさり脱藩を許します。
あっ、下田で扇子に瓢箪絵を描くエピソードはスルーされてしまったか。
半平太はさらに以蔵に勝の暗殺を命じますが、
その場に龍馬がいて、あっさり見破られてしまう。
龍馬が勝を斬りに来て弟子になるエピソードは有名ですが、
これを以蔵の役回りにさせたのは、かえっていい展開です。
勝のいつもの地球儀講釈に無邪気に感動する以蔵が可愛い。
あれま、いつの間には勝と以蔵は友になってしまいました。
一方の龍馬は海軍塾で海軍強化でなく外国と戦うためと勘違いする塾生に頭を悩ませますが、
勝は間違っているといったところで分からないから、
西洋の文化を教え、諸外国の戦いは無謀と肌で感じさせたほうがよいと諭します。
結局は塾生の一部が暴走してしまうわけですが、
藩士たちが身分を問わず息の合った学習する姿はいいですね。
役者さんたちの表情もすばらしい。
一方の半平太は再び容堂に面会しますが、容堂は土佐に帰ると言い、
半平太は愕然としながら土佐藩邸に戻ると、そこには勤王党の連中が独りもおらず以蔵もいない。
ここでトップの孤独を身にしみて痛感する半平太でした。


史跡紀行では大阪市土佐稲荷神社・黒門市場適塾跡・専称寺跡などが紹介されました。
そういえば大阪の龍馬関連史跡は今回は未訪でしたので写真がありませんが、
今回は最寄りの大阪地下鉄西長堀駅のスタンプと、高知市山内神社に立つ容堂像をUPします。
この盃を片手に持つ容堂さん、今回のドラマで頻繁に登場しますね。
最初は史実より老けすぎで抵抗あったけど、吉田東洋と容堂がいい味出しています。

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