『龍馬伝』第23回「池田屋に走れ」

今回のオープニングは近藤長次郎と『大和屋』の娘・徳との結婚からでしたね。
ところが勝がやってきて神戸海軍操練所の開校が決定。
みな神戸に移ることになり、長次郎はそのまますぐ単身赴任というオチ。
ようやく陸奥陽之助平岡祐太)登場。頭脳明晰だが厭味やヤツという設定ですね。
望月亀弥太近藤長次郎といきなり喧嘩になってしまいました。


土佐では弥太郎の子・春路が誕生。商売も軌道にのり絶好調ということで、
いきなり半平太の家を無料で修繕してあげる慈悲心。
これはツキの維持というゲンかつぎで、shugoroも万馬券が連発したときは、
周囲にご馳走したりするのと一緒でしょう。
この前は『かづちゃん』で、ママさんに馬券のご祝儀もらったし。
一方、獄中の半平太は獄卒の和助を通じて情報を入手。
勤王党への拷問は止みましたが、今度は捕えられた以蔵が半平太の前に。
半平太と以蔵の会話を盗聴し、何かを悟った後藤象二郎
この先、半平太と以蔵はどうなりますことやら。


しかし、前回、前々回がゆるりとやった反面、今回のはテンポが速すぎて気持ち悪いです。
池田屋事件の前に龍馬は北添佶摩らとはかって、
攘夷派浪士たちを開拓と警備のため、蝦夷地への移住を画策していますが、
そのことにはふれられず、いきなり亀弥太が操練所を脱走しています。
長次郎や陸奥が亀弥太の脱走を冷ややかな目で見てるのに対し、
龍馬は熱血バカで京都へ走り、お龍から池田屋の情報をきく。
で、池田へ向かうが、すでに新選組によって浪士たちは粛清され、
亀弥太も闘死に至っています。池田屋事件を細かく描かなかったのは、
新選組の活躍が目立ってしまうのと、予算の都合(笑)もあったのでしょうが。
それにしても『大和屋』といえば、天誅組への資金提供と、
新選組局長・芹沢鴨による焼き討ちと事件の舞台になっているのですが、
同じ土佐勤王党でも天誅組関連にはあまりふれられていません。
このままだと、禁門の変も簡単にスルーされそうですね。


史跡紀行では勝海舟ゆかりの地として、兵庫県神戸市の神戸海軍操練所跡や顕彰碑、
勝海舟寓居跡、旧トーマス邸、海軍営之碑などが紹介されました。
神戸を本格的に散策したのは昨年7月が二度目でしたが、
そのときは4時間くらいしかなく、旧トーマス邸、海軍営之碑は未訪に終わりました。
ただし、タクシーとか使って神戸海軍操練所跡・勝海舟寓居跡は撮影したので、
今回はその写真をUPします。


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