『龍馬伝』第21回「故郷の友よ」

肝心の部分がすっとばされてどーでもよい人間模様に時間を割いてしまった回でした。
姉小路公知が暗殺された朔平門外の変はスルー。どうせ薩摩の田中新兵衛も出てこなかったのだから、
以蔵にこの役をもってきてもよさそうなのに……。
それとは別に西郷より先にあまり知られていない人物が登場しました。
会津藩との同盟の立役者・高崎正風(脇知弘)です。
それにしても恰幅のよい役者さんで、一瞬西郷どんかと思ってしまいました。
この政変は孝明天皇の大和行幸の際に攘夷実行を幕府および諸大名に命じようと
画策したことにはじまりますが、この直後に天誅組の変が起こり、
土佐脱藩士の吉村虎太郎や那須信吾などが決起しています。
このあたりがスルーされてしまったのはとても残念。
そして土佐勤王党にも帰藩の命令が下るが、勝は「帰るな」と云う。
龍馬は半平太や以蔵が気がかりで、勝に暇を願い出ますが許されません。
一方、土佐ではようやく弥太郎が商売の心をつかんだようで、
初めて材木が売れたようです。まだ藩政には復帰できませんか。
そんなとき半平太と弥太郎が城下で鉢合わせ。
武士として生きる半平太はソフトな生き方ができず、
妻と話し合っているところについに役人が乗り込んでくる。
一方の以蔵も京都で捕吏に追われていましたが、
あの服装はまさか新選組? 龍馬と土方が剣を交えればそれはおもしろいのですが。
次回でようやくお龍さんが登場しますね。


史跡紀行では高知城山内神社、容堂像、旧山内家下屋敷長屋などが紹介されました。
ここは昨年7月末に訪れたところです。容堂像は5月3日にUPしてしまったので、
今回は高知城とスタンプ、旧山内家下屋敷長屋をUPします。
もっとも僕が行ったときは天守閣が改装工事中で無惨な姿になっていましたが。

坂本龍馬創世伝』(メディアボーイをまだ購入していない方は、
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≪追悼≫
古くは金網デスマッチの鬼、晩年はマイクパフォーマンスで知られた、
元プロレスラーのラッシャー木村さんが腎不全による誤嚥性肺炎のため死去。享年68。
国際や新日時代は観ていなかったが、全日本プロレスではあのパフォーマンスが笑えた。
生涯現役と云っていたが、2004年に引退したときは体調がかなり悪化している様子だった。
その後、ブラウン管から姿を消したがノアの名誉選手会長に名を残していただけに……ご冥福をお祈りいたします。


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