身につまされる

怒涛の追い込みではありませんが、本日は写真整理に専念し、
とりあえず昨日までの写真をすべて整理しました。
やはり1日1000枚も整理すると集中力もさすがに欠きますが、
それでも記憶が薄れないうちのほうが効率はよいのです。
これでたまっていた企画書づくりにも専念できますが、
実質、企画提出できるのは来週以降になりますか。
週末に文庫一冊三校戻して校了。だが、このあとの計画が白紙状態。
やはり書籍に時間をとられてしまったのが痛恨でした。
そういえば本日は交流重賞のマリーンCがありましたが、疎遠になっていました。


そんな話はさておき、本日知り合いの先生が訪問し、
いきなり故郷のほうへ戻ることになったとの挨拶。
これを聞いてビックリしました。先生は著作も多数出している新進気鋭の研究者です。
今回は親の介護という理由で関西方面に引っ越すことになったそうです。
別れは突然やってくる……しょせん地方馬では東京で定住するのが難しく、
とくに親の介護で故郷へ戻らなくてはいけないとは身につまされる思いです。
そういえば競馬関係で有名だった方も父の介護で実家に戻りっぱなしとか。
地方出身者がぶつかる壁……現実問題の厳しさを物語っています。
僕の知り合いはやはり地方出身者が多いのですが、
すでに故郷に帰った人もいれば、両親を東京に移住させている人もいてさまざまです。
僕の家の場合ももうオヤジがリタイアしており、母が看病していますが、
このまま東京に移住できねば、いずれは戻らざるを得なくなるかもしれません。
そういえばKさんの場合は親の代で上京し、持ち家(城)を築いたそうですが、
いずれは故郷に帰るとか。ただ、孫にあたる娘のためにも絶対に城を手放してはいけないと忠告しました。
東京あるいは近郊に家がある・ないで次元も生活水準もガラリと変わってしまうからです。


先生も家庭の事情とはいえ、市場の多い取引先と距離ができてしまうのを憂いていました。
いくらネットが発達した時代とはいえ、まだまだアナログ的な面はなくならず、
とくに互いの意見を摺り合わせる打ち合わせが頻繁にできなくなるからです。
僕も場合も家なき子なので、東京に住むだけでも大変。
家賃+事務所費負担となれば、まさに自転車操業となるわけですから。
最初から故郷で職を見つけ、結婚でもしていれば平凡平和な人生が送れたかもしれません。
しかし、一度脱藩した以上、この歳で故郷に戻ってもまともな職などあるわけもなく、
新聞社とか観光協会にも相手にしてもらえません。もちろんコネも。
まだまだ著述業に移行するには時間がかかるのです。
時折見つめ直したいこともありますが、仕事に追われてそんなこと考える余裕もありません。
それでも脚が粉砕するまで走り続けるしかないのでしょう。ない智恵を絞って……。


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