はい、3日早々から始まっちゃいましたね。今年の大河ドラマ『龍馬伝』。
昨年は旅じゃBLOGからの移行でしたが、本年は果たしてこのshugoro日記で完走できるでしょうか?
先行き不安ですが、とりあえずお付き合いのほどよろしくお願いします。
ただし来週以降は競馬予想と重なるため、月曜更新になること了承ください。
初回は73分という延長での始まり。さて、出来映えのほどは……。
最初は明治15年(1882)の岩崎邸らしきところで、
坂崎紫蘭が弥太郎に取材するところから。どうも香川弥太郎は晩年の弥太郎とのイメージが湧きませんね。
正岡子規役の時は激ヤセしましたが、さすがに逆の激太はないか。恰幅がないのです。
オープニングの音楽にはちとたまげました。なんか龍が出てくるってネバーエンディングストーリーみたい。
本題は天保14年(1843)から、龍馬と弥太郎が9歳のときですね。
子役のミニ龍馬(濱田龍臣)の弱虫ぶりがいいですね。こども店長を超えられるか?
この頃に龍馬と弥太郎が出会っていることになっていますが、これはドラマですから。
今後も史実にはない弥太郎と龍馬の絡みを中心に描いてゆくのでしょう。
乙女姉さんのしごき役は寺島しのぶがやるのかなと思ったら、これは子役でしたね。
それにしても今回は上士と下士の身分差が厭というほどえぐいです。
母親も病身をおして雨の中へ龍馬を助けにいって、亡くなったことになっています。
ミニ龍馬の活躍は前半30分で終わり、時代は飛んで嘉永5年(1852)。
龍馬は18歳になるも相変わらずの脳天気ぶり。
婚姻で二日酔いしてしまった武市半平太は責任とって切腹しようとし、生真面目な性格が描き出されています。
そして龍馬初恋の相手といわれる平井加尾(広末涼子)に恋する弥太郎との龍馬の関係が新展開。
武市道場では龍馬が次々と生徒を打ちのめし、腕は立つがなぜかヘラヘラしているアンバランスぶりがよし。
で、上士の山本忠兵衛が下士の井上正太郎を手打ちにする刃傷事件。
これは文久元年(1861)の井口村刃傷事件をイメージしたものかと思ってしまいました。
このあと弥太郎の師・岡本寧甫が倒れてしまいます。
弥太郎が酒に酔って上士・山本忠兵衛にぶつかり、斬られそうになるところを、
龍馬が代わりに謝って、下駄でなぐられる始末。「同じ人間きに」って何と重い話でしょう。
で、怒りのおさまらない弥太郎を止めようとして共に川に転落。
「つまらんことで命を捨てるな!」
いいですね。命(時間)を粗末にしない龍馬の真骨頂です。いつか時代は変わるって、
不遇を嘆かず、逆境にくじけず、じっと雲雨を待つ曹操のようですね。
で、龍馬を最初に変えた人間として登場するのが、
ご存知、黒船に乗ったペリー提督ということで次回に続きます。
初回としてはまずますいいデキとは思いますが、先の『JIN』が評判だっただけに、
福山龍馬これからが正念場ですね。果たして初回視聴率は吉と出るか、凶と出るか?
ただ、『坂の上の雲』からの連闘だったことが気がかりですね。
史跡紀行では高知市の桂浜を紹介。あの龍馬像や高知県立坂本龍馬記念館などが登場しました。
もちろん当地は昨年7月と9月に取材に出かけたばかりで記憶も新しい。
今回は桂浜龍馬像と龍馬記念館、記念館スタンプをUPします。
ということで、今年も当社制作の大河ドラマの供となる副読本紹介します。
『坂本龍馬創世伝』(メディアボーイ)1600円 B5判 購入はコチラ。
2009年12月発行。坂本龍馬の生涯をつづったダイジェストはじめ、
第一部の飛躍の章では寺田屋・近江屋襲撃の二大事件の真相を解明。
第二部の創世の章では日本初のハネムーン、薩長同盟、龍馬最後の1カ月で創った政権構想。
第三部の紀行の章ではゆかりの高知・江戸・神戸・長崎・京都などを徹底取材。
資料編では古写真で見る激動の幕末史はじめ関連史跡・人物事典。
巻末特集では遺品選でピストルの多角的撮影初公開や
龍馬スタンプコレクションなど情報満載の一冊です。
→詳細ページはこちらです。
あと本書に執筆している桐野作人先生の『膏肓記』も併せてお読みください。
なんだかんだいっても仕事始めの3日は、元旦の残務整理とこの詳細ページ制作で、
終わっちゃいましたね。『龍馬伝』放映前につくっておこうと悪戦苦闘。
6時間はかかっちゃいましたかね。といっているうちに明日はもう他の会社も動き出す(ノ゚ο゚)ノ。
昨年12月10日に発売されたけど、関連本が多すぎて初速はやや苦戦気味ですが、
中身はクオリティを重んじ、許される時間内で最大限の努力をした渾身の1冊です。
読者の皆さまもよろしくお願いしま〜す。しつこいけど購入はコチラ。