小松帯刀弁当

名古屋からの帰路、品川駅で話題の小松帯刀弁当」1200円を購入しました。
2008年の大河ドラマ篤姫』放映と同時に登場した新作の駅弁です。
なぜに鹿児島でなく品川で? 便乗商売なのかと思われそうですが、
実は駅弁を調製している株式会社常盤軒は、小松帯刀の子孫の方が営む由緒正しき老舗なのです。
だから『篤姫』終了後もしっかりと販売を続けています。
ウィキに頼りますが、帯刀の家督を継いだのが妾・琴の長男・清直
さらに清直の次男重春が家督を継ぎ、経済界で活躍したそうです。
大正11年(1922)、時の鉄道大臣が重春に品川駅立売営業権を許可しましたが、
これは慶応3年(1867)に鉄道敷設建白書を呈上した功績を考慮したことに因んでいるそうです。
一瞬、これは慶応4年の間違いではないかと思いましたが、
他で調べてもやはり慶応3年になっています。
ということは大政奉還から戊辰戦争の間に呈上していることになり、
帯刀の鉄道に対する先見性がうかがえます。
中身は薩摩豚の角煮・さつまいも金時・さつま揚げなど鹿児島にちなんだものが多く(゚Д゚)ウマー
駅弁のパッケージには国立国会図書館蔵の小松帯刀肖像が。
最近は国立国会図書館の写真が氾濫していますね。国民のものだから使う権利あって当然か。
最近は怪しげな動きがあるようで、変な任意団体が設立されてしまうと、
一気に出版物のスピードも中身も鈍化してしまいそうで怖いですが……。


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