悪の兼続

本日は夕方より原稿の打ち合わせ。この原稿を書き終えてからでないと高知取材には出かけられない。
明日も打ち合わせがあるし、インタビューのFAXはまだ来ないし、大丈夫なのだろうか。
最悪でも24日の深夜バスに乗らないと……ウゲゲ、またバスかよ。
やっぱりかったるくても「青春18」で行きたいよね。1日2300円だし(バスは8500円と高っ!)


さて、本日も地図原稿戻し前に依頼のあった直江兼続の原稿を執筆。
でもさ、『天地人直江兼続』(メディアボーイ)『最強の戦国武将ファイル』(洋泉社で、
書きまくってしまったし、何か差別化をはからないとマンネリ化してしまう。
そこで、今回の主題は悪の兼続。ってこんなこと書いたら、
レキジョファンにカミソリ入りのレターもらってしまいそうですが……。
でも、「愛」の兜って、現代風の「博愛」「自愛」とは大違い。
ドラマではイケメンの妻夫木君が心優しき兼続を演じているけど、
実際の戦国乱世においてはあり得ない話。
旅じゃBLOGでも書いているけど、逆に心優しき兼続を演じるあまり、
矛盾や突っ込みだらけになってしまい、ドラマとしての面白味が欠けてしまったんです。
実際の兼続さんは結構腹黒いことやっていますぜ!


そんなこんなでアクの強い兼続さんを描いてみたんですが、
鎮守さんの筆力では……あれ? またも簡潔になってしまった。
でも、「直江状」が正義の挑戦状みたいに思われているんですが、
旧領の越後ではいろいろな悪巧みばかりしています。
ここでスポットを浴びるのが、「天下の三陪臣」の一人・堀直政です。
えっ! 誰といわれそうですが、堀秀治の重臣で、
関ヶ原の戦いでは見事な戦略で窮地を乗り越えています。
まぁ、直政の視点から書けば兼続は悪者になってしまうわけでして……。
「愛」の兜でなく、「悪」の兜をかぶったチョイ悪親父な裏兼続なんていいかもね。


【人気blogランキングへ】