2000年8月に台湾・中国・オランダに行って以来、
まったく使っていなかった10年パスポートが本年2月で期限が切れていました。
更新しないまま、2カ月も経っていたのです。
これでは急に海外出張(あり得ない)があったとき、行けないではありませんか。
さっそく更新手続をしようと、落合の第一出張所まで必要書類を取り寄せに、
ペダルこいで向かったのですが、住民票はいらない代わりに、
戸籍謄本が必要で故郷でしか取り寄せられません。
結局、無駄足に終わり、実家に頼んで送ってもらうことにしました。
パスポートの更新は最低でも一週間はかかり面倒だし、
更新費用が1万6000円もかかるので、まさに泣きっ面にハチの出費です。
期限切れの10年用パスポート、結局、一度の海外旅行だけで終わってしまいました。
韓国ツアーの誘いもあったけど行けずじまいでしたから。
ところがこのパスポートが最初ではなく、
その前にも5年用(当時はそれしかなかった)のパスポートを94年に取得しています。
何ざんしょ。急に海外へ行くとき必要だからということで取ったと思います。
このときは95年11月に香港・マカオへ行きました。
当時ですから中国ではなく、イギリスとポルトガルへ行ったのです。
あの頃はまだバブルでしたから、社員旅行でも海外当たり前の時代でしたが、
残念ながらその恩恵に預かったことはなく、自費で取引先の社員旅行に同行したのでありました。
しかし、若い社員でなく、社長と相部屋になってるわで緊張の連続。
日本人だと思って舐められ、買い物のカモにされた旅行でした。
あと海外旅行で困るのはやはり言葉。
どうしても無口になってしまい、すぐに日本人と見破られます。
香港で東南アジアの人に間違えられたことがありましたが。
それに東京に基盤がない家なき子のプレッシャー。
ビンボーな小心者だからかもしれませんが、
海外に長期滞在しても家賃は出てゆく。仕事は途切れてしまう。2000年の1カ月の海外旅行は、
嗚呼、帰国後、路頭に迷ったらどうしよう、などという不安が時折よぎりました。
パスポートの更新手続きは結局、来週になりそうですが、
果たしてこの10年用パスポートを使う機会があるのでしょうか。あることを願いましょう。