さようならふじぶさ弁当

寝台特急富士・はやぶさが間もなく使命を終えようとしています。
富士&はやぶさの併結運転なので、
僕や周囲の人は略して「ふじぶさ」と呼んでいます。
今日日ではもはや寝台など取れるわけもなく、
各停車駅ではマニアが殺到していることでしょう。
そういう意味では先んじて2007年10月9日にめぞうと
「富士」に乗って別府へ行ったのは正解でした。
めぞうは眠れないと云っていましたが、僕なんかは爆睡していましたから。
B寝台で上段に人がいないのも気が楽でした。
何よりも昼間からヨコになれるぐうたらな快適さが最高でした。
あの空きようなら立席特急券でもかなりおトクでしたでしょうに。
本日は奈良から先生が上京し、おみやげにくれたのが写真の
「さよなら寝台特急富士★はやぶさ記念弁当」1000円です。
3月1〜14日まで東京駅や鉄道博物館などで限定で売っているようです。



廃止に便乗した商売でやや割高感はあるものの、
東京から横浜・静岡・名古屋・京都・大阪・山口など沿線をイメージした具材の入った幕の内で、
はやぶさを模ったニンジンや富士を模った赤飯が憎い演出で、美味かったです。
しかし、廃止を記念にしなくても、寝台車の中で乗車記念弁当として売ってもよかったでしょうに。
古き良きを売り物にしても、なかなか固定客がつなかいのが辛い現状で、
さらに同じ鉄道でも会社が違うところが難しかったようです。
朝起きると瀬戸内海の夜明けがすばらしく、
トワイライトのような展望車を走らせても、よかったのでは思ったものですが、
旧態依然の車両とやる気のない車販ではどうすることもできなかったでしょう。
3月改正で東京発のブルトレは全廃となり、残るブルトレも少なくなってきました。
早めに「北斗星」「北陸」「あけぼの」「日本海」なども乗っておかねばと思うのですが。


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