バスのデフレ

本日、カリスマ編集者森田芳夫氏から本2冊いただきました。
ひとつは小太刀克夫氏の絵本『夢のおくりもの』。
コードがないということは自費出版なのでしょう。
自然との共生がメルヘンに描かれていて癒されます。
もう1冊は『ノジュール』の2月号です。
目を見張ったのはバス旅の特集。見てびっくりなのは、
ここ数年の長距離バスが価格破壊。
鉄道の夜行列車や急行列車などを廃止に追い込んでしまう背景もなるほどと思わせるものです。
例えば東京から名古屋へ安く移動しようとすれば「青春18」以外では、
どうしても京王・名鉄バスの5100円利用が多いのですが、
現在は新宿〜名古屋1900円のバスもあるとかでビックリ。
これだと「青春18」1日分2300円よりも安くついてしまい、
ムーンライトながらでも太刀打ちできなくなっています。
ムーンライトえちごにしても東京〜新潟3500円のバスには太刀打ちできないでしょう。
もっともトイレ設備がなく、気兼ねなく飲食というわけにもいきませんが。


以前、一度だけ乗った新宿〜名古屋のきらきらバスは3500円でしたが、
さらに値崩れをおこしている現状。
昔は周遊券などもあって、急行の自由席が乗れた時代は、
急行東海などよく利用したものですが、特急に格上げされてからは、
「新幹線のほうがマシ」となってしまいましたから。
それにしてもムーンライトながらの臨時化後は、
東京始発の静岡行373系運用はどうなってしまうのでしょうか。気になります。
それと安く行ける交通手段がバスに限定されてしまうのは少々残念。
僕のような大柄な体格の場合、さすがにバスだと窮屈感は否めず、
どうもよく眠れないからです(ムーンライトでも事情は同じだですが)。
もっとも最近はプレミアムシートなんてデラックスバージョンもありますがやや高め。
それでも寝台特急に比べれば安いのでしょう。
列車にはサービスの改善がみられないのが残念な現状。
しかし、どうせバスの復権というのなら、
故郷の名鉄バス名犬線を復活してほしい。
今でこそ上飯田平安通がつながったが、それでも乗換えの手間を考えれば、
1本で帰れるのでかなり便利でした。鉄道と競合するから廃止というのはなぁ〜。


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