タヤスツヨシ号の死去

本日が「Gallop POG2008〜2009」の応募締切日。
先週めぞう氏のところへ行ったのは、この応募券付の週刊『Gallop』を引き取るためだったのですが、
夜半に初校ゲラがあがってきてしまい、確認して戻したのは午前5時30分。
11時から打ち合わせもあるので、眠い眼をこすりながら指名馬6頭をセレクトしました。
6頭のうち、この時点でメイクデビュー勝ちしている馬が4頭も。かなり邪道です。
昨年度は5786Pの4820位でかろうじてランキングの末尾にのったものの、
今回は序盤だけでも上位にエントリーしないかという目論見みえみえです。
指名馬6頭は後述するといたしましょう。
ポスト投函が7時前、2時間睡眠という過密スケで打合わせをすませ、
先生と皇居東御苑法務省を取材・撮影しました。スタンプも後日UPということで。
前置きが長くなりすぎましたが、本題に入ります。

小島貞博騎手(現調教師)を鞍上に95年の日本ダービーを制したタヤスツヨシ号(牡16)が
本日午前10時10分、繋養先の日高ブリーダーズSSで右大腿骨々折の事故によって亡くなりました。
タヤスツヨシといえば僕が『競馬フォーラム』の編集部にいた頃、
サンデーサイレンス初年度産駒として活躍していた馬で、
貞やんへのインタビュー記事もあってちょうどタイムリーで取材していました。
ミホノブルボンでダービーを制した貞やんが、師である戸山為夫氏の死去により、
厩舎が解散し、攻め馬もいなくなって引退を考えていた時期、
兄弟子の鶴留師に誘われ、チョウカイキャロルタヤスツヨシで恩返しするという、
見事な騎手復活劇を演じてくれました。
ゲートから出ず、50mは出遅れたかと思われた菊花賞
それでも6着まで追い上げたのがダービー馬の意地でしたが、
そのレースを最後に引退、種牡馬入りしていました。
産駒でもナスダックパワー(01年ユニコーンS)、ビービートルネード(06年東京ダービー)、
マンオブパーサー(06年ダービーGP)などがおり、
シャトル種牡馬としてオーストラリアでも活躍していただけに残念。
POG指名でも取り損ねてしまっただけに後悔もあります。
残された産駒に活躍を期待しつつ、ご冥福をお祈りいたします。

(写真/JRA)


≪追伸≫
悲しい話題あれば嬉しい話題あり。
最多連敗記録を更新中だったエリザベスクィーン(牝7)が、
園田8Rで166戦目の勝利。連敗を165で止めました。
連敗馬では先にハルウララが過熱ブームでありましたが、
心無い馬主の欲のためにズタボロにされ、高知競馬も赤字に転落という悲惨なことになりましたが、
あまりヒートアップすることもなく、自身で連敗を止めたことに意義があります。
でも、連敗止まればただの馬……これで繁殖入りできるといいのですが。


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