ばんえい、帯広で存続

12月8日の日記でも書きましたが、存廃問題で揺れていたばんえい競馬が、
2007年度からはソフトバンク・プレイヤーズ株式会社をはじめとする
ソフトバンクグループの支援を得て、帯広市単独で開催することが発表されました。
とりあえずひと安心です。ただソフトバンクは売れないコンテンツはさっさと
切り捨ててしまうので予断は許されない状況には変わりありません。
来年は大河ドラマの関係もあって鹿児島にも行かなくてはならなかったので、
まったく逆方向の北海道の帯広に行くのはたとえ飛行機を使ったとしても、
行程的に辛いものがありました。それに帯広という道東の地というのも気になります。
ファンから寄せられたアイデア札幌開催を望む声が多かったのは、
やはりアクセスの便利さと人が集まる場所だからでしょう。
そういう意味では札幌に比較的近い岩見沢は本当は存続させるべきだったし、
北見・岩見沢競馬場もこれで行く縁がなくなってしまったことを考えると
残念でなりません。とくに岩見沢駅ホームにあるばんばの像を見ていただけあって、
一度も行けなかったこと後悔しきりです。
そして帯広開催だけになってしまうばんえいは、
馬の廃用はもちろん、他の競馬場への転職も不可能な調教師・騎手など
かなりの失業者が出てしまうゆえに深刻です。
一方で競馬バブルの絶頂期だった96年に完成した新盛岡競馬場は、
地方競馬初の芝コースをもつ競馬場として豪華なスタンドで知られていますが、
そのための累積赤字が莫大になってしまい、2006年11月5日の開催を最後に、
芝の競走は事実上廃止となってしまうようです。
芝の維持費がかかるということですが、むしろ芝のレースは1日1レースしかなく、
活かし方が下手すぎたというべきでしょう。
地方競馬はまたこれでダート競走だけとなってしまいました。
もちろん中央の交流競走に出れますが、馬だって芝・ダートへの適性・不適正があります。
中央から地方に流れた馬でどうしてもダートへの適性がなく、
南関東から盛岡へ遠征している馬もいましたし、
こういう馬の個性を奪い、レースもマンネリ化させてしまうようでは、
維持費よりもさらに売上げを減らすことになりかねません。
地方競馬を楽しもうにも、もう本当に時間がないのです。
でも、時間もお金もないので行くこともできず、
いまだにSPAT4に入って馬券を買う金もありません。
馬券に関しては中央競馬で精一杯というshugoroさんです。
今後の楽天の動きが気にはなっていますが……。


【人気blogランキングへ】