雑誌の終焉

原稿がようやく終わり、一日遅れで16日の予想よりあとの更新ですいません。
当社が創刊から第3号まで携わった男性誌E*ONNAが、
11月26日発売の2007年1月号をもって最終号となったようです。
当社が編集の仕事を降りてから3年。すっかり疎遠になっていましたが、
創刊した雑誌が終わってしまうのは版元の事情もあるとはいえ少々寂しい気がします。
DMMDVDの増刊号として創刊したのは2003年11月。
旅行や歴史が中心の当社が不慣れな男性誌を制作することになったのは、
印刷所からの縁だったのですが、当時は社員も雇っており、
仕事の得手不得手を云っておられず、定期雑誌は必要不可欠な存在だったのです。
その後、社員を雇いながら、書籍だけでやっていこうともしたのですが、
編集未経験者ではどうすることできず、無理をした僕が病院に走る結果となり、
現在は外部スタッフだけとなりました。しょせん編プロでは雑誌がなければ、
給料を払いながら社員を雇うことができないと痛感したものです。
さて、『E*ONNA』ですが、最初の方針とは内容もかなり変わっていったようで、
当社が制作から降りたあと、タイトルロゴも変わりました。
やがて雑誌には欠かせないDVD付となり、2005年2月には独立創刊して、
月刊誌となりましたが、2年目で休刊となったようです。
僕が創刊から携わった雑誌としては、過去に1999年9月創刊の『馬券攻略』や、
2003年7月創刊の季刊誌『鉄道浪漫』などがありました。
結局、死に水をとる形の最終号まで携わった雑誌は『馬券攻略』だけで、
この雑誌も最終号は事実上、中心スタッフからははずれています。
単に見切りが速かったのか、僕が降りて内容がつまらなくなったのかは
定かではありません。結局、雑誌というのは広告にも左右されますし。
そういう意味では月刊誌時代に携わっていた『競馬フォーラム』は、
隔週誌となって現在でも続いています。編集長はその後何度か変わっていますが、
現在は僕の知り合いの方が編集長をやっています。
正直、部数が落ちて大変な状況下で編集長を請け負ったとのことで、
大変な苦労がうかがわれます。僕がいた当時、編集長は左ウチワ状態だったのですが、
その後の競馬の衰退とともに雑誌は苦戦しているといわざるを得ません。
そういう僕も本年度11月刊行の風林火山をゆく』(英知出版
初めて編集人としての責任を負うことになりました。まだ不定期ではありますが、
「大人の紀行シリーズ」として、今後定着してゆくことを願ってやみません。


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