『歴史読本』が休刊

shugoro2015-10-06

1956年創刊以来、60年近く続いた
歴史老舗雑誌の歴史読本』(KADOKAWA 中経出版
本日発売の2015年秋号をもって休刊を迎える。
本年1月から季刊化したばかりというのに
季刊は春・夏・秋の3号で終わり、1年すら持たなかったことになる。
もはや月刊でなくなった時点で止めるべきだったのかもしれない。
今回の『歴史読本』最終号も、1190円出して買う気にもなれないし、
表紙も何か『歴史人』を意識した感じになっている。
いま思えばもう1190円まで高騰していたのか。これでは売れないわけだ。
歴史読本』は昭和31年(1956)に『特集 人物往来』として創刊。
当時は人物往来社であったが、昭和43年(1968)に経営難から
チェリオの傘下に入り、新人物往来社となる。
結構、ウチのおやじも古くから購読していたようである。
当社も月刊誌のほうではないが、別冊歴史読本や書籍などで
2000年7月〜2003年8月まで3年ほど編集に携わっていた。
もうこの頃は500号を迎えるも末期症状で腐敗仕切った編集体制のため
保障もないまま低賃金で拘束され、生命の危機を感じたので降りた。
版元にはすばらしい人もいたが、くだらない人間の下で働かされたのが悲劇であった。
それ以降は『歴史群像シリーズ』のほうでお世話になるが、
こちらもシリーズの赤本がなくなってしまったのは大変残念である。
2013年に歴史群像の赤本電子化のときお手伝いしたが、
このとき中古などを相当買い漁ったもののコンプリートに至らなかった。
いいとこどりした『歴史人』の影響もあったのであろう。
その『歴史人』すら月刊から隔月刊になっている。
新人物往来社は2008年に中経出版の傘下に入り、チェリオは経営から降りた。
その中経出版も翌年には角川グループホールディングの傘下に入る。
2013年4月には中経出版が併呑し新人物往来社の社名は消滅。
中経も同年10月にKADOKAWAに併呑される。
それでも中経の社名は残されたようだ。
ところでこういう版元の併呑劇には、弊害があるのを聞いたことがある。
つまり併呑される側の社員の面倒をみなくてはいけないことである。
元々、版元をつぶす元凶となった耄碌社員を抱えるのだからこりゃ大変。
別のジャンルの雑誌ではあったが、重役のポストに居座り続ける耄碌人が仕切った場合、
何度もレイアウトの組み換えをさせる賽の河原の編集状態になってしまうことだ。
低コストで下請けの悲惨さもまったく考慮せず
無駄なことをさせることで存在意義をアピールする耄碌人。
有能な人間ならとっくに飛び出して独立するだろうが
そうでない人間は退職金のもらえる定年までしがみつくことになる。
元々金を出して買う気にならない雑誌ではあったが、一度だけ購入したことがあった。
それは2006年11月号で冒頭写真のように創刊号の復刻版が付録でついたときだ。
中身の広告だけは刷りかえられていたが、当時の記事を読めたのが貴重だったからだ。
ウチにも何冊かあるが、さすがにもう本棚がないので段ボールに入ったままになっている。
資料だけなら歴史群像や他の本でこと足りるので必要としていない。
この雑誌を60年間コンプリした人もいたかもしれないが。
昔はよかった――というより情報の手段が紙媒体中心の時代であった。
まぁ、現在なら仮にまともな編集者がいたとしても
こういう雑誌の存続は厳しく、いずれは終焉を迎えることになったのかもしれない。
当社も郡上へ移転してから3カ月、ようやく伝票整理が片付き、次のステップに進もうとしている。


祝! 木之前葵ちゃん109・110勝目!
2Rは早目先頭に立ち、後続の追撃をアタマ差しのいでの勝利。
3Rはスタートは後手を踏んだけど3コーナーで一気にまくって6馬身差の圧勝。
しばらく勝ち星から遠ざかっていましたが、金沢遠征がいい経験になった感じです。それでは本日の成績から。


1Rコーリンブリリアン3着(2番人気)複勝100円アタリ
2Rアベックモア1着(3番人気)単勝780円、複勝180円アタリ
3Rスキャットソング1着(1番人気)単勝210円、複勝130円アタリ
7Rアポロオウレン4着(6番人気)
9Rマルマルフェイス8着ブービー(9番人気)
10Rハヌルソンムル6着(5番人気)
11Rエガオデコタエテ6着(5番人気)


3連単はずすも前半戦までプラス収支だったのですが、
後半戦でも無謀な勝負をし、交流重賞白山大賞典にも手を出して
すっからかんになってしまいました。
こういうときいかに勝ち逃げで引けるか
また無謀に負けを取り戻そうとしない自制心を養わなくてはいけません。


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