小牧駅増客運動1

いかん、最近創造力が欠如して仕事が思うように進みません。
1日缶詰になってしまうとさすがに日記ネタもなくなってしまうので、
今週は桃花台新交通の廃止が決まり、過疎化に拍車をかけるであろう小牧市の中心駅
小牧駅を中心にした観光スポットを紹介したいと思います。
ただし今回は取材しきれていないので写真ネタがどこまで続くか心配です。

名鉄小牧線小牧駅は1989年4月に地下化され、東に150mほど移転しました。
それまでは時代を思わせる駅舎で古めかしい車両ばかり走っていましたが、
地下に潜ることになり、皮肉にも廃止される桃花台新交通が地上を走っているのです。
で、現在は駅ビルになっていますが、これが行政の大失敗。
市街地に遠ざかり駅前はだだっ広い公園、浮浪者の巣窟となってしまいました。
しかも駅のテナントは閉店ばかりで若者が座り込んで踊っています。
名古屋空港移転の影響もあるのですが、桃花台新交通廃止で空洞化に
ますます拍車がかかるのは無理もありません。
どうせ駅ビルにするならショッピングセンターを入れて客を増やせばよかったのですが。
おまけに桃花台新交通で無駄な税金を使ったにもかかわらず
市役所移転話など計画して頓挫しています。
1970年の上飯田の市電廃止以来、長い間、名古屋へ直通で行けなかったことで
不便極まりなかった小牧市。自動車優先の行政が街づくりをダメにしたのです。
で、まあこんなことばかり書いていても仕方ないので、
少しでも廃止されるまで桃花台新交通を有効に使う手段を考えたいと思います。
以前にも観光不毛の小牧と書きましたが、明らかに小牧市商工観光課の怠慢です。
学校定年の隠居じいさん先生などがたくさんいるのだから、
小牧・長久手の戦いの史跡案内や市内観光のボランティアガイドを募って
仕事場を与えてやればいいのです。恩給暮らしなので金など無償でいいですし、
ボケ防止にもなりますし、一石二鳥ではないですか。
小牧駅にも観光パンフなど置いてある気配がありませんし、
せっかくの観光地が殺されてしまっているのです。
そこでようやく桃花台新交通が登場します。ほとんど利用されていないのですが、
小牧駅桃花台センター駅には無料のレンタサイクルがあります。
貸し出し時間は9〜23時、ピーチライナー利用者に限ります。
しかも翌朝10時の返却も可能で宿泊客にはありがたい存在です。
小牧駅から各観光地へ行くには結構歩きますので、このレンタサイクルを利用すれば、
市内散策に機動力を発揮できるわけです。
知る人はほとんどいませんので、本当に利用されているか分かりませんが。
前置きが長くなりましたが観光案内に入りましょう。
まずは東へ向かいます。市内中央6丁目にある大黒天総本山妙林寺です。
 
駅から徒歩10分、自転車ならものの2〜3分です。
ここは友人のドラえもんの実家に近く、初めて行ったときは大黒様がなかったのですが、
いつの間にか日本一の大黒天像が完成しました。打ち出の小槌のところには、
「金の成る鐘」が吊り下げされています。バブル期の象徴だったんですね。
鐘の音を聞くだけでご利益があるといいますのでぜひ訪れて鐘をついてください。
そういう僕もドラえもんのところに遊びに行った頃は見向きもしなかったのですが、
帰省するたびにこういうポイントを撮り回っています。
ちなみに寺の縁起では本成院日澄聖人の法孫日珍上人が、
応永23年(1416)に当地に建立したそうでかなり歴史もあります。
日澄聖人といえば、3月22日の「間内駅増客運動3」で紹介した
正中元年(1324)に南外山の妙楽寺を創建した日蓮聖人の高弟。
歴史では南外山妙楽寺のほうが古いのですが、大黒様にお株を奪われてしまいました。
観光も金のかけ方次第といいますが、かなりの製作費用を要したと思われる大黒様。
どうやって集めたか知りませんが、いや、それだけでもご利益ありそうですわ。


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