小牧駅増客運動の2日目です。東側の妙林寺からまずは駅に戻ります。
駅の西側には比較的新しくできた駒止公園があります。
写真はありませんが庭園風の公園で浮浪者の巣窟になっていると聞きました。
駅前の通りをまっすぐ行き、イトーヨーカドーを過ぎると、
中年には懐かしい戒蔵院(かいぞういん)があります(なぜか地図にのってない)。
当寺は火伏観音と呼ばれる木造十一面観音菩薩立像が安置されており、
市の文化財に指定されています。さらに山門入口には寛政10年(1798)建立の
道標が残っています。今は区画整理で道も大きく変わってしまいましたが、
当時はここが交通の要衝だったのです。昭和史を書かせていただくと、
ここの境内にはプラモデルを売っていた駄菓子屋があり、
子どもたち憩いの場でした。この西隣にもおばあさんがやっている
駄菓子屋がありましたが、「かいぞういん」と呼ばれた駄菓子屋のほうが人気でした。
幼少の頃は「改造品」と聞こえ、そう読んでいた。
チューチューと呼ばれる氷棒が10円で売っており、
駅から高校の道筋でしたので友人松田君は高校生になってもよく利用したといいます。
まさに名古屋の駄菓子文化で食べ盛りの高校生の間食も満たしていたんですね。
この戒蔵院と隣の駄菓子屋も確か高校の頃になくなってしまい、
子どもたちの憩いの場は、現在では閑散として静寂な境内になっています。
戒蔵院の東南側に西林寺があり、2・26事件で銃弾に斃れた
渡辺錠太郎(1874〜1936)の上半身像が建っています。
小牧西町の出身で陸軍大将および陸軍教育総監兼軍事参議官をつとめた方です。
2・26事件のときは杉並区上荻窪の自宅で銃撃戦のうえに青年将校に殺害されました。
戦後に軍国教育を嫌ったためか、観光案内にものっていませんが、
小牧出身の有名人といえるでしょう。他に小牧出身の有名人をひろってみると、
Wikipediaでは薬師寺保栄(元ボクサー)、安達祐実と結婚したスピードワゴン井戸田、
大咲舞(演歌歌手)、AK-69(ラッパー)、伊藤千晃(AAA)となっていますが、
他に挙げると斎藤道三を討ち取った小牧(小真木)源太(知ってるか?)、
坪内逍遥のお父さん、プロレスラーの田中稔(ヒート)、タレントの石田未来
(当社で未来ちゃん巻頭の『おしゃま』(03年刊・笠倉出版社)製作したのは不思議な縁)
など近年になると圧倒的に多くなります。まあ愛知県はタレントの宝庫で、
「犬も歩けば」ではないですが、「知ってる」レベルのご近所タレントが山ほどいます。