寂寥感が残った名古屋けいば夏まつり

shugoro2013-08-02

7日になってようやく歯抜けを埋めるに至ります。
2日は名古屋けいば夏まつりがあり、最終レース後には騎手のサイン会があるということで、
青春18魔の静岡県越えをして冒頭写真名古屋競馬場へ行ってきました。
この日の撮影は420枚でしたが、お目当ての木之前葵ちゃんだけで
320枚も撮るパパラッチぶり。それではまずは行程をみていきましょう。


中野430→436新宿442→501品川510→621小田原622→645熱海649→
919浜松923→956豊橋1003→1058名古屋1115→(あおなみ線)→
1127名古屋競馬前2026→(あおなみ線)→2038名古屋2102→2123勝川


本来ならかったるい魔の静岡県越えのある東海道経由は避け、
中央本線経由にしたかったのだが、この日の葵ちゃんは3Rから騎乗があるので、
3Rのパドック撮影するには東海道経由しかなかった。
そしてもうひとつ取材せねばならなかったのは
あおなみ線乗車で受けられる恩恵の特別観覧席招待である。
名古屋競馬ではあおなみ線起点の名古屋から最寄の名古屋競馬前駅までの
往復切符(520円)を購入すると、700円の特別観覧席か、
500円のグリーンホールに無料で利用できる恩恵がある。
名古屋競馬同様に赤字に苦しむあおなみ線の利用促進とはいえ、
ここまで気前のよいことを行っているのは名古屋競馬ぐらいではないだろうか?
ここで特別観覧席を入手する手順を説明しよう。
1.起点のあおなみ線名古屋駅券売機で必ず往復乗車券を購入(利用当日のみ有効)。
間違ってもTOICASuicaなどICカードで改札を通らないこと。
2.名古屋競馬場前で下車して行きの切符を改札に入れる(帰りの切符は残る)。
3.名古屋競馬場に100円(これも無料ダウンロードができ、
スマホの画面提示で無料)で入場する。
4.入場してすぐのところにある総合案内所(受付は開門から15時40分まで)へ行き、
帰りの切符を見せて「検」の印を押してもらったら、
特別観覧席の指定席券(席は自分で選べる)かグリーンホールの自由席券がGET。
あとは手の甲にスタンプを押されて出入りは自由。


ということで、これが特別観覧席券と特別観覧席。700円の価値があるかどうかは別にして、
はっきり云ってケチなナゴ圏人が700円も払って入場するとは思えない。
おそらくあおなみ線の恩恵を受けたと思われるが、それにしても席がガラガラ。
満席の際は、次回ご利用できる招待券を進呈となっているが、
交流重賞の日でない限り、満席になることはないのではなかろうか。
まぁ猛暑の名古屋だから冷房の効いたスタンドは涼むのにはよいかもしれない。
一応、無料のお茶サービスコーナー(写真右)があり、冷たいお茶も飲めるのはありがたいが、
お世辞にも冷えているとは云いがたいのが辛い。
今回は写真を撮らなかったが、次回はぜひグリーンホールへ行ってみたいと思う。

しかし、特別観覧席券をGETしても、実際には特観席に向かうことなく、
3Rのパドックから木之前葵ちゃんをしきりにパパラッチ!
パドックで応援の掛け声
天使のスマイルLOVELY A・O・I
とやりたかったのですが、さすがに独りでやるのは気が引け
「葵ちゃん、頑張って!」にとどめておいた。
やっぱあのキメ台詞はBETTYさんもん吉さん駅弁てんぷくトリオ
やらんとあかんわな。紫外線保護のゴーグルをつけているため表情がわかりにくいけど、
天使の笑みがこぼれていた(このあとも9R除いてしつこくやる)
さて、馬券のほうはやはり3Rのカミノエイコウオー(写真左)が勝負と思い、
単複厚目で勝負したのだが、4番人気の3着。
7頭立てのため複勝は2着までにとどまりいきなり虎の子を散らした。
続く4Rエルキュール(写真左2番目)も4番人気の5着。
あとは前日予想でCやD判定したようにせいぜい複勝圏内になるが、
やはり現地へ来たからには単複を買って応援せねばならないということで全騎乗馬を購入。
しかし、5Rのエブリイニューデイ(写真右2番目)も9着シンガリ(9番人気)。
とここまではパドックとゴール前の移動の連続、休む間もないん。
6Rは葵ちゃんが騎乗しないので、ようやく小休止。
グルメ開拓ということで特別観覧席内のレストランでエビフライ定食1000円(写真右)を。
エビが半端でないほど大きく、ぷりぷりとした食感があって(゚Д゚)ウマー
そりゃもうJRA特観席のような暴利でまずいということはないわな。

そして7R以降の葵ちゃんの成績(写真は左から順に)
7Rシンゼンスマイル6着(9番人気)
8Rクールフォックス10着シンガリ(7番人気)
9Rオークブラフ8着(8番人気)
10Rホワイトワンダー9着シンガリ(6番人気)


ぬーぅわんと、いったいどうしたことか。ここで三択クイズです。
1.馬自体の調子が悪かった(有力馬でなかった)から
2.葵ちゃんが本調子でなかったから
3.疫病神的存在のshugoroが現地観戦に行ったから

賢明な読者ならお分かりの通り、正解は
4月15日のデビュー戦もshugoroが現地観戦に行ったばかりに
一度も馬券に絡めないことがあった。翌日にはしっかり勝ってるし。
結局、他の葵ちゃんの騎乗馬でも3連複3連単に絡めて買ったが、
当たることはなく、唯一的中したのは5Rの3連複1240円のみ。
ここでいったんは少し持ち直したものの、元を取ろうと他のレースには手を出したのが運の尽き。
10Rでは2頭も直前で発走除外となり、1000円のうち700円が払い戻し。
さらにメインのペリドットオープンをはずしてすっからかんになってしまった。


さて、肝心の夏まつりのほうだが、10R発走前の16時30分から開始。
ミニチュアホースとのふれあいはじめ、水ヨーヨー釣り、
射的、蹄鉄投げ、手持ち花火プレゼントがあり、
名古屋競馬縁日・花火共通参加券(写真左)が小学生以下には1人1枚無料配布され、
大人は発走前の馬券合計1000円で1枚もらえるとのことで
2000円分あったから2枚もらう。そして発走時刻が遅れた関係で
メインの騎手サイン会は17時20〜50分に行われた。
やはり主役は天使のスマイル木之前葵ちゃん
もう完全に葵ちゃんのところだけ長蛇の列で、他の先輩騎手色なし。
実は今朝慌しく飛び出したので色紙を用意しておらず、
一番投資したハズレ馬券3Rカミノエイコウオーの単複にサインをもらった。
葵ちゃん、馬券出すと「ごめんなさい」って誤っているあたりがぷりち〜
他にもゼッケンや水風船、Tシャツなどにもサインを求められていた。
本当は他の騎手もそれぞれサインをもらいたかったが、
色紙を販売していることに気づいたのは一番最後。
なのですでに時間は過ぎていたが、葵ちゃんのサインの列に一番最後に並んで
いつも人のものを何でも欲しがる邪胃暗こと岩田ドラえもんへのサインを頼んだら、
葵ちゃんは快く引き受けてくれた。岩田ドラえもんきちんと名古屋競馬行って応援しろ!
ここで友達の名前を頼んで自分が名乗らないのも失礼かと思いshugoroを名乗ったら、
「あっ、お母さんがおもしろいブログがあると云っていましたよ」と葵ちゃん。
ぎゃあああああああ〜
思わず全身から火が出るほど恥ずかしくなって葵ちゃんの前で卒倒しそうになった。
まぁ、あれだけブログに書いていれば「葵ちゃん」で検索すれば必ず引っかかるし、
もっと検索で上位に来てアクセスも圧倒的に多いカスP氏のブログ
あんたのも絶対読まれているよ!

しかし、葵ちゃんのサイン会が終わればあとは潮が引くように人が減っていく。
それでも尾張太鼓の実演(写真左)までは人がいたのだが、
子ども連れのファミリーは縁日のタダでもらえる共通券のおまけをもらえば早々と退散。
その一方であの井上オークス(写真中央)が手作りストラップを販売していた。
時間は15時30分〜16時15分となっており、売切次第終了なのだが、
名古屋競馬がこれを告知しないこともあり、18時になってもまだ販売していたので、
売上に協力して写真も撮らせていただいた。
実は井上オークス氏とは2009年の高知競馬ナイター導入直後や
2012年の園田ナイター初日、そして葵ちゃんのデビュー当日にも遭遇しており、
本当に地方競馬での遭遇率が高い。そして本当に地方競馬に対して
深い愛情をもってくれる偉い人だなということがわかる。
名刺を持参していなかったので渡せなかったが、また地方競馬で会うこともあろう。
今度は著書にサインでももらおうかな。
しかし、手作りのストラップって、なんか本当に内職の行商しながら
旅打ちをしている女馬券師さんだな。ペリドットオープンの予想もしっかり当てていたし。
競馬場で見かけたらぜひ応援してあげてください。
だが、19時も過ぎ陽も暮れてくると閑古鳥はさらにひどくなり、
一応、大井・園田のナイター発売で一部の券売機は稼動しているものの、
店も正門脇の一軒しか営業しておらず、二度目の名古屋どまつりおどり実演(写真右)なんかは
馬券おやじたちはまったく見向きもせず、正面では僕しか見ていないという有様。
これでは踊り手たちもモチベーションがあがらず、じきに不参加になってしまうのではないか?
まぁ、ビールやレモン杯など飲んで売上に協力はしたものの、
PATと無縁な馬券おやじが少しいるだけで、夏まつりの終わり際は本当に寂しかった。
店の人に聞いたら地域のタウン誌などで告知はしていたそうだが、
やはり競馬場に夜までいるという風習が名古屋にはないのだ。
立地条件もよいのだから園田以上に夜も売店が賑わうだろうに。
車の通行量が多い道を歩いて名古屋競馬場前駅に戻ったら、
近くの荒子川公園から盆踊りのお囃子が聞こえてきて
名古屋けいば夏まつりよりずっと盛り上がっている様子だった。
来年(も存続してくれ!)こそは独りではなく、馬友みんなで参加したいと思う。

黄昏の土古(名古屋)でもナイター競馬を導入すれば、
きっと明るい未来は開けるのだから(8月5日につづく)


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