さらに増えゆく飯田線の無人駅

shugoro2012-11-09

やっと写真整理を終えてブログも追いつきました。
なんか今週は取材写真1500枚の整理だけで終わってしまった感じで、
また明日から新潟県の大沢山温泉のどん行会を兼ねて、
群馬・新潟方面へ取材に行くので終わってホッとしています。
今回の取材はそれほど撮影枚数が増えないと思いますが、
再来週にはまた本格的な取材が入っていますし、
どん行会から帰ってくる12日にも西新宿で打ち合わせが入っており、
息の休まる間がありません。原稿も引き続き書かねばならないし。


そんな日常はさておき、本日はこんなニュースがありました。
飯田線9駅無人化に早急対応 沿線自治体】
JR東海飯田線の県内九駅を来年四月から無人化する方針を示したのを受け、
県と飯田市などの沿線自治体は新たに協議の場を設けて、対応に乗り出す。
牧野光朗飯田市長が七日の会見で明らかにした。
 六日に県庁で開かれた「県と市町村の協議の場」で、牧野市長が阿部守一知事に
対応を求めたところ、「県としても驚いており、一緒に対応を考えたい」と応えたという。
牧野市長は「JRから突然、無人化の方針を示されて驚いた。
沿線全体の問題と考え、早急に対応したい」と述べた。
 協議の内容や日程などは未定だが、無人化方針が示された駅を抱える自治体や南信州広域連合、
上伊那広域連合などと連携を図る。JR側が示した、駅に人員を残す簡易委託契約の
回答期限が十二月末となっていることから、年内に協議して結論を出すとみられる。
 飯田線無人化はJRが十月末から今月初めにかけて、関係自治体に方針を説明。
無人化されるのは鼎、元善光寺市田伊那大島、飯島、駒ケ根、沢渡、伊那北
伊那松島の九駅。現在、県内の有人駅は十二駅だが、無人化が実施されれば
三駅(伊那市、飯田、天龍峡)だけとなる(西川正志)。2012年11月8日中日新聞


なんと本年3月末には三河一宮東新町本長篠・平岡の4駅が無人化されると報道があったので、
3月25日青春18葬式鉄に出かけたばかりなのですが、今度は9駅ですか。
結局、4駅の無人化計画も東新町本長篠簡易委託駅となり、
三河一宮・平岡の2駅だけが無人化されたのですが、
JR東海では参宮線の田丸駅や関西本線の加佐登駅も無人化され、
加佐登駅はスタンプを押しそびれています。
今回の無人化対象駅では伊那松島(冒頭写真)伊那北だけは訪れていますが、
他の駅は未訪です。ただしスタンプだけは入手済なので行くかどうかは時間次第になりましょうか?
中央本線でも坂下、南木曽が簡易委託化されているように、
ここんところJR東海のローカル駅は東海交通事業による業務委託を止め、
地元に委ねる簡易委託化が進んでいます。
しかし、この簡易委託というのもどうもやる気がないというか
活力のない駅が多いですね。すでにJR東海がスタンプ設置駅を減らしているから、
途中下車する楽しみも奪われており、簡易委託にしても数年のうちに
力尽きて無人化されてしまうところが多いのです。
今回の高山本線取材でもそうでしたが、かろうじて簡易委託になっている
白川口・飛騨金山・飛騨萩原などを見ても風前の灯火感はぬぐえません。
JAの入った下油井駅だけはずっと簡易委託が続いていますが。
たしかに車社会で鉄道を利用して観光する客が極端に減ったからといえますが、
もう少しJRと地元自治体で協調しながら、うまくやっていけないものでしょうか?
簡易委託にしたならせめて観光協会がスタンプぐらい設置してもよさそうなものですが、
ホームでの構内撮影にもクレームを入れてくるような会社ですから、
ローカル駅は余計寂れていくだけなのかもしれません。


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