アドマイヤグルーヴ逝く

shugoro2012-10-16

昨晩は早く寝ようと思っていたのに、
企画書のリストづくりですっかり午前様になってしまいました。
それでも早い時間帯に就寝したつもりでしたが、
前日の疲労からかすっかり寝坊してしまいました。
本日はエリザベス女王杯を前にちょっと悲しい訃報です。


【03年、04年エ女王杯連覇アドマイヤグルーヴ死ぬ】
第28回、第29回エリザベス女王杯(03・04年)を連覇し、現役引退後はノーザンファームにおいて
繁殖牝馬として供用されていたアドマイヤグルーヴ(牝12歳)が、
10月15日にノーザンファーム(北海道・勇払郡安平町)で急死した。
16日、JRAが発表した。

 ノーザンファーム代表・吉田勝己氏は「昨日の朝8時30分頃、放牧から戻ってきた際の様子が
いつもと違うので、経過観察していたところ、突然倒れ息を引き取りました。
解剖したところ胸部に出血が確認されました。引退して繁殖牝馬となってからもファンの皆様から
応援をいただいていた馬でもあり、スタッフ一同、大変残念に思っております。
同馬の冥福を心から祈りたいと思います」とコメントしている。

 アドマイヤグルーヴの父はサンデーサイレンス、母はオークス天皇賞・秋を制した
名牝エアグルーヴ。デビューから3連勝を飾ると、03年牝馬クラシック戦線の中心として注目された。
しかし、桜花賞(GI)、オークス(GI)、秋華賞(GI)といずれも1番人気に
支持されながら3着、7着、2着に敗退(勝ち馬はすべてスティルインラブ)。

 同年のエリザベス女王杯で、その年の牝馬3冠馬スティルインラブを破りGI初制覇を果たすと、
翌04年も同レースを制し連覇を達成。05年の阪神牝馬S1着(GII)を最後に現役を引退し、
繁殖牝馬となった。主な産駒には10年札幌2歳S(GII)で3着に入ったアドマイヤセプター
(現役、牝4歳、栗東・橋田厩舎)などがいるサンケイスポーツ 10月16日(火)15時8分配信)


まだ12歳でこれから数年は産駒を出してくれると思っただけに残念です。
同馬はエアグルーヴの初仔ということもあってデビュー当時から注目を集めていました。
新馬エリカ賞と連勝し、3戦目は牡馬混合の若葉Sでハナ差の辛勝でしたが、
3戦無敗で桜花賞に進んだときは無敗で3冠制すのでは?を期待しました。
しかし、この馬の不運はその年の三冠牝馬スティルインラブがいたことでしょう。
僕はアドマイヤグルーヴ派でしたが、スティルインラブ
三冠を獲るためだけに生まれてきたといっても過言ではない牝馬で、
トライアルのチューリップ賞、ローズSは落とすくせに三冠だけはきっちりしとめました。
しかし、古馬になってからはまったくパッとしなかったように
三冠で完全燃焼してしまった感じの馬でした。
まぁ、アドマイヤグルーヴエリザベス女王杯で雪辱を果たせたのに溜飲をあげましたが。
さすがにマーメイドSのときはハンデを嫌って買いませんでしたが、
連覇のエリザベス女王杯は獲らせてもらったし、
何より特筆できるのは、牝馬の身で05年春の天皇賞に出走したことでしょう。
そのときは11着に敗れていますが……。三連覇のかかったエリザベス女王杯は3着に敗れ、
ラストランは有馬記念を期待していたのですが肩透かしをくらって1週前の阪神牝馬Sへ。
日記での予想では久々のマイルで実績ないということで消してしまいましたが、
ラストランはきっちり勝って有終の美を飾りました。
産駒はそれほど追っかけていなかったのですが、
本当、ダイナカールから続くこの血脈の優秀さには舌を巻いたものです。
アドマイヤグルーヴの無念は、あのエリザベス女王杯カラ馬で1着入線し、
潜在能力だけは抜群だった妹ポルトフィーノの仔に期待したいと思います。
冒頭写真に連覇した05年のエリザベス女王杯アドマイヤグルーヴ(写真/JRA)
掲げてご冥福をお祈りいたします。


アドマイヤグルーヴ
サンデーサイレンス/母エアグルーヴ
母父トニービン/母母ダイナカール
通算21戦8勝、03・04年エリザベス女王杯(GI)、03年ローズS(GII)、
04年マーメイドSGIII)、05年阪神牝馬S(GII
総獲得賞金5億5133万5000円


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