フミノ史フミノイマージン伝と脩五郎の予想

shugoro2013-05-11

本当は2回で完結したかったのですが、
やはりフミノ祭の主役フミノイマージン
(冒頭写真/タキ蔵提供)は文量が多くなってしまいましたので、
単独のフミノイマージンで綴ります。

フミノイマージン(牝/2006年生/本田優厩舎)
マンハッタンカフェ/母シンコウイマージン/母の父Dixieland Band
戦歴を見ていくと随分と紆余曲折の馬生を送っている。2歳暮れにデビューし、
明け3戦の2戦目で勝ち上がり、3月にようやく2勝目を挙げて、
オークストライアルのスイートピーSに駒を進める。しかし、4着に敗れて出走権利を失う。
ちなみにこのときshugoroが現地観戦に出かけており、疫病神と云われる所以となる。
抽選で出走できたオークスブエナビスタの11着に大敗。
しかし、9月の道新スポーツ杯では目の覚める追い込みで、古馬混合戦を制覇する。
これで秋華賞への期待がかかるも故障で1年間もの休養を余儀なくされる。
明け5歳になって2月の稲荷特別を勝つと、まだ1600万条件の
身ながら中山牝馬S(GIII)に駒を進める。
なお、この年は東日本大震災のため阪神で行われたが、
14番人気ながらも51キロの軽ハンデを活かして2着。馬連は4万330円の大波乱となった。
続く福島牝馬S(GIII)でも9番人気であったが、太宰啓介騎手の初重賞制覇となった。
金鯱賞GII)は不良馬場で6着に敗れたが、続くマーメイドSGIII)を勝って重賞2勝目を挙げた。
秋はエリザベス女王杯でのGI制覇に向けて府中牝馬Sから始動したが3着。
本番のエリザベス女王杯は伸びきれず8着に終わった。しかし、暮れの愛知杯GIII)では
レーヴディソールを撃破して重賞3勝目を挙げた。
明け6歳はヴィクトリアマイルに照準を絞ったため、東京新聞杯GIII)、
阪神牝馬S(GII)と不慣れな短距離路線を歩むが4、3着。
本番のヴィクトリアマイルではショッキングな出来事があった。
福島牝馬S以来ずっと手綱をとっていた太宰から池添に乗り替わったのだ。
むろん、これはオーナーの意向ではなく、調教師の判断であったが、
この乗り替わりは凶と出て、フミノイマージンは直線でオールザットジャズに塞がれ
伸びるに伸びれず15着に大敗。安田記念宝塚記念を回避して休養にあてた。
夏場はクイーンS(GIII)から始動したが、ここでも手綱をとった藤田が前を塞がれ8着敗退。
次の札幌記念GII)でようやく太宰騎手の手綱に戻った。
しかし、ここは11年秋天2着のダークシャドウや11年春の天皇賞ヒルノダムール
09年ダービー馬ロジユニバースといった牡馬の強豪処も出走しており、
フミノイマージンは4番人気。過去2走で惨敗しながらも
フミノイマージンの鞍上が太宰に戻ったことで、
ファンの支持を集めていたのだ。結果は大外から強襲する快勝で重賞4勝目。
フミノのオーナーにとっても初めての嬉しいGII制覇となった。
秋は府中牝馬S(GII)を使わず、牡馬の有力処が出走する京都大賞典GII)にチャレンジ。
札幌記念の勝利が評価されて1番人気に支持を集めたが惜しい4着であった。
これも疫病神のshugoroが現地観戦に出かけたからである。
いよいよ本番のエリザベス女王杯ヴィルシーナに次ぐ2番人気であったが、
悪天候に祟られて伸びず、11着と大敗する。
もうこのまま有馬記念をラストに繁殖にあがってほしいと思っていたが、
休養に当て翌年のGI制覇に期待を託すことになった。
明け7歳になっても不運は続いた。中山牝馬S(GIII)、
阪神牝馬S(GII)ともに悪天候に見舞われ、
本来の力を発揮できずに6着、7着と敗れた。
こうしていまフミノGI初制覇に向けて本年度のヴィクトリアマイルに挑むのである。
鞍上にはやはり初GI制覇の期待がかかる太宰啓介
太宰啓介は、父の太宰義人厩舎の主戦をつとめ、穴騎手として話題にはなっていたが、
2007年3月に父が他界。そんな苦境を乗り越えながらフミノイマージンで初重賞制覇を遂げ、
イマージンとともに重賞を4つも制覇した。そしていま太宰にとっても
フミノイマージンにとっても求められているのはGIの戴冠なのである。
ここで正直に書くと、フミノイマージンのように長くいい脚を使うロングスパートの脚質と
血統的背景からも2000m前後の中距離のほうが適しているのは明らかである。
しかし、それでもGI獲りのために牝馬限定のヴィクトリアマイルに照準を絞らねばならなかったのだ。
フミノイマージンはセリで860万円の値で買われた安馬であったが、いま3億円近くの賞金を稼ぎ、
フミノのオーナーに多大な恩返しをした。まるで750万円で買われて
5億稼いだミホノブルボンを彷彿とさせる判官贔屓の馬なのだ。
GI戴冠がない馬主歴40年の谷オーナー、そして同じく鞍上の太宰にとっても欲しいタイトル。
その期待を一身に背負ってフミノイマージンヴィクトリアマイルに挑むのである。
長くなったがフミノイマージン伝の続きは、このレースの結果次第になるので、
ここでいったん筆を置かせていただく(完)


最初にも書いたが2013年5月現在、フミノ冠号馬は7頭がJRAに登録している。
そこにはフミノイマージンだけでなく、12年札幌日経OPで3着したフミノヤマビコ
(牡6/西浦)や12年の若戸大橋特別を勝ち、神戸新聞杯GII)にも挑戦(12着)した
フミノポールスター(牡4/本田)、フミノ本年度初勝利を福永祐一騎手1500勝目という
輝かしい記録で飾ったフミノファルコン(牡3/目野)など楽しみな馬がおり、
3歳牡馬でもまだ底を見せていないフミノメモリー(西浦)、
フミノトパーズ(本田)、フミノフォーチュン(西浦)がいる。
そしてまだ登録していないが2歳馬にも期待の馬がいるという。
谷二先生にはまだまだやり残したことがたくさんあり、
フミノ冠号馬の活躍こそが生き甲斐なのである。最後はこの言葉で締めくくりたい。
がんばれ! フミノ

では、お待たせしました脩五郎の予想/京王杯SC都大路Sです。
明日の本番に向けて資金を少しでも増やしておきたいところですが、
雨が降ると展開がまったく読みにくくなるので心配です。
京王杯SC】×
シャイニーホーク・トウケイヘイローサンカルロサダムパテック
テイエムオオタカの5頭BOX馬連10点。≪自信度B≫
都大路S】○
マイネルラクリママイネルロブストの関東マイネル2騎から
ヒストリカル・エーシンミズーリ・リルダヴァル・エアソミュールの4頭へ
馬連流しで計8点。≪自信度B≫
【おまけ・京都2R】○
フミノ軍団フミノメモリーの単複。
連日勝利を願って!≪自信度A≫
【結果】
祝! フミノ軍団本年度2勝目!
フミノメモリーが京都2Rで優勝!
レースは見ていないのですが、中団から鋭く伸びた感じでしょうか。
狙い目ということで厚目買いをして勝負し、
単勝390円、複勝120円を的中させました。
ただ、重賞の京王杯SCはかすりもせず。
都大路Sは馬連1300円を的中させたので、
本日は2勝1敗プラス収支としました。
多少なりとも明日のフミノ祭の資金に回せそうです。

≪備忘録≫
本日のフミノ式ダイエット
朝/バナナ1本26円
昼/さぬきうどん+かつおぶし15円
夜/ご飯98円+ふりかけ105円
合計244円
さぬきうどん(200円相当)を計上しないと、かなり安く押さえられますね。
これを計上すれば500円近くになってしまうのは事実ですが。
とにかくフミノ祭で勝たないと、この暮らしから脱却できそうにもありません。


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