フミノ史スターホース列伝

shugoro2013-05-10

フミノ祭に向けてフミノ史の続編を綴ります。
ここで云うスターホースというのはフミノ冠号馬での活躍した馬たちのことですので
予めご了承ください。大文字は重賞ウイナーです。
なお、本編が長くなってしまったため、明日にも分けて紹介します。
【フミノヒカリ】(牡/1971年生/土門健司厩舎)
ネプテューヌス/母クレールドリュンヌ/母の父エブロス
さすがに古すぎて記録のデータ上でしか情報がつかめません。
当時はグレード制のなかった75年の北九州記念を制した馬で、
記録上のフミノ初重賞ウイナーとなる。このときの鞍上が
目野哲也騎手(現・調教師)。他に西浦勝一藤岡範士などが手綱をとっており、
生涯成績は平地25戦8勝、障害5戦1勝。息の長い活躍をして稼いでくれた馬である。
フミノアプローズ(牡/1983年生/土門一美厩舎)
父イングリツシユプリンス/母フミノワカバ/母の父ネヴアービート
これも記録でたどるが、86年のきらさぎ賞(GIII)を勝ち、フミノでは2頭目となる
重賞ウイナー。ただし、75年から11年ぶりとなる。この頃になると土門厩舎も
子の一美に引き継がれており、母もフミノワカバとフミノの系譜になっているのが
興味深い。手綱をとったのはすべて丸山勝秀スプリングSでは1番人気に推されるも3着。
皐月賞に出走するも11着。生涯成績は8勝2勝で、
ラストランとなった比叡特別で競走中止。ここで命運を絶たれてしまった。
【フミノアチーブ】(牡/1985年生/土門一美厩舎)
ミルジョージ/母フミノハート/母の父ステイールハート
重賞勝ちはないが88年京都4歳特別(GIII)3着の成績がある。
GIには出走していない。この馬もフミノ系譜を受け継いでいる。
生涯成績は20戦5勝。主戦はやはり丸山勝秀である。
丸山はフミノの主戦騎手をつとめていたが、92年4月に窃盗事件を起こし、
騎手免許剥奪となってしまう。この一件で多くの人々の人生を変えてしまい、
フミノの運命をも左右した。本当に残念な騎手だった。
【フミノパラダイス】(牝/1994年生/目野哲也厩舎)
父ダイヤモンドショール/母フミノオスカー/母の父アーテイアス
主戦の丸山勝秀を失い、冬の時代を迎えたフミノ軍団だが、90年代には重賞勝ちこそないものの、
クラシックの桜花賞オークスに出走し、話題となった牝馬がいた。
これが本田優騎手(現・調教師)で96年アネモネSを勝ったフミノパラダイスである。
昨95年のりんどう賞を勝ち、ファンタジーS(GIII)では1番人気に推されるも
レース中に骨折し9着敗退。休み明けで出走してきたアネモネSでは11番人気を
あざ笑うかのように勝ち、単勝2530円、馬連7万8570円の大穴をあけた。
この頃からフミノ穴馬伝説が始まったのではなかろうか。桜花賞は6着、
オークスは8着に敗れたが、その後も摩耶S2着(11番人気)などで穴をあけた。
生涯成績は22戦3勝。繁殖にあがったが、後継の活躍産駒がいないのが残念。
フミノトップヒル(牡/1997年生/西浦勝一厩舎)
デインヒル/母リファン/母の父エブロス
この馬は収得賞金1200万でいわゆる1600万条件馬であるが、08年函館SSGIII)5着があり、
何度も入着を繰り返し、本賞金が1億を超えたフミノ馬では初めてではないだろうか。
生涯成績は41戦5勝だが、2着が8回もあって馬主孝行な馬であった。
主戦は本田優畑端省吾など。
フミノトキメキ(牡/2001年生/目野哲也厩舎)
ダンスインザダーク/母ピカレスクノベル/母の父ジェイドロバリー
この馬は中央・地方で11戦して未勝利。
その後、荒尾の佐伯厩舎に移籍して6戦1勝で中央に戻ってきた。
しかし、障害入りしてから本格化。3戦目で未勝利を脱出すると、
そのまま3連勝で05年小倉サマージャンプ(JGIII)を制した。
頭目重賞ウイナーである。鞍上は石山繁。それ以上にこの馬を有名にしたのは、
石山繁が2007年2月の障害戦で脳挫傷の重傷を負い、
そのリハビリの苦悩の日々を妻の衣織さんが綴って刊行した
落馬脳挫傷 〜破壊された脳との闘いの記録〜』(エンターブレインで、
記憶を失った石山繁が唯一このフミノトキメキのことだけを鮮明に覚えていたというのだ。
石山繁は落馬負傷の前に同馬で07年牛若丸JSも制している。
生涯成績は中央平地11戦0勝、障害15戦4勝、地方7戦1勝。
障害では三度の落馬と競走中止がありながらも生き永らえ、
現在は滋賀県の湖南牧場で乗馬として余生を送っている。
【フミノサチヒメ】(牝/2003年生/西浦勝一厩舎)
タイキシャトル/母モリチヅル/母の父エブロス
1600万条件馬だけど、08年クイーンS(GIII)において12番人気で3着の実績があり、
「フミノは札幌・函館の洋芝に強い」という傾向が顕著になる。生涯成績は31戦4勝。
主戦は本田優から長谷川浩大にバトンタッチしたが、長谷川浩大も乗り鞍がなくなって
昨年引退してしまった。繁殖に上がっているので、生まれてくる仔に期待したいところ。


そしてついに40年という馬主歴の集大成として真打が登場する。
その馬の名は最強牝馬ブエナビスタと同年同月同日に生を受けた
そうフミノ祭の主人公フミノイマージン(冒頭写真/Mっちゃんである(つづく)

≪備忘録≫
本日のフミノ式ダイエット
朝/バナナ1本26円
昼/ご飯98円+カレー78円
夜/ポップコーン105円
合計307円
東スポ』を買いに行ったらポップコーンに食指が動いてしまったので、
もうこれを夕食にしました。すげぇ〜不健康ですね。
このあと何も食さずに我慢できるんでしょうか?
本日の木之前葵ちゃん
2Rキママレディー競走中止(5番人気)
5Rキングタキシード7着(7番人気)
6Rシンゼンスマイル7着シンガリ(6番人気)
7Rエポックライジン8着ブービー(5番人気)
9Rサマーヘレネ10着シンガリ(8番人気)
10Rウィングヴェール2着(3番人気)
おっと2Rではいきなりスタート直後にバランスを崩して落馬競走中止
葵ちゃんのレースでは初めてのアクシデント。
いや、本当、一瞬のことで大事故になりかねませんからビックリしましたよ。
人馬ともに無事で、そのあとのレースも乗ることができて何よりでしたが。
10Rでは直線鋭く追い込んで惜しい2分の1馬身差の2着。
単勝1倍の馬をもう少しで交わせただけに残念!
応援馬券で獲れたのはこの複勝140円だけなんですが、
ここでは3連単でも葵ちゃん絡みで買っていたので810円を的中させました。
しかし、最終では再びドボンでマイナス収支に。
やっぱ名古屋は3連単は2点に絞らないとダメですね。
絞れないレースは見送るべきでした。


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